見出し画像

セレブなリゾート、ヴェルター湖と湖畔の州都クラーゲンフルト(オーストリア・ケルンテン州)

前回、ケルンテン州東部の見所のひとつ、ホッホオスターヴィッツ城を取り上げましたので、今日は、他の二つの見所、ヴェルター湖と湖畔の州都クラーゲンフルトのご紹介です。

ヴェルター湖

ヴェルター湖(Wörtersee)はイタリアに近い風光明媚な避暑地。ウィーンから車で3時間で来られることもあり、政治家や有名人などのセレブ御用達なことでも有名です。今回宿を取ったペルチャッハ(Pörtschach)という湖畔の村も、高級感が漂うリゾートと言う雰囲気です。

画像1

散歩道でディアンデル(民族衣装)の老婦人を発見。オーストリアでもあまり見ないほどオーストリアらしい光景です。

ヴェルター湖は、音楽家ブラームスやマーラーが作曲の構想を練ったなど、歴史的な側面もある一方、現在はスポーツやセレブ対象のイベントにも力を入れています。毎年アイアンマンと呼ばれる超過酷なトライアスロンが行われますし、5月には、ヨーロッパ最大のフォルクスワーゲンやアウディのモーターショーも行われます。また、自然が豊かで、セイリングやウィンドサーフィン、サイクリングやハイキングなど、様々なスポーツを楽しむことが出来ます。

画像2


こんなのどかな遊覧船がやってきます

イタリアに近いこともあって、ケルンテン料理はイタリア料理の影響を受けてるんだとか。宿のレストランで食べたお食事もリーゾナブルで、それでいて大満足なお味でした。デザートも、見た目はラヴィオリで、中がアップルコンポートで、とてもおいしかったです!

画像3

まさにラヴィオリなメインディッシュ

州都クラーゲンフルト

ケルンテン州の州都クラーゲンフルト(Klagenfurt)は、ヴェルター湖の一番東端に位置します。イタリアに近いだけあって、イタリアらしい町並みでした。

画像4

町の広場。こういうイタリア風な開放的な広場、あまりオーストリアでは見かけません。

言い伝えによると、クラーゲンフルトは、乙女を喰らうドラゴンを、勇敢な男たちが倒したのが町の始まりだとか。町の広場の中心には、このドラゴンの像があります。

画像5

有名なドラゴン像。全く恐ろしく見えず、逆にかわいい感じです

イタリアっぽい気分だったので、その辺のピザ屋さんに入ってみたんですが、あまりにおいしくないピザでびっくりしました。イタリアの夢破れたり(笑)。

まとめ

ケルンテン州を旅行するのは初めてでしたが、見所も多く、ウィーンから3時間でふらっと遊びにいけるのが魅力的でした。今回紹介できませんでしたが、氷穴や鍾乳洞などもあり、子連れでも楽しめそうです。

また、自然豊かな西ケルンテンはスキーやハイキングなど、アウトドアの魅力がたくさんありそうです。ケルンテン州のウェブサイト(www.kaernten.at)は情報も豊富でよくまとまっているので、情報収集してまたゆっくり遊びに行こうと思います。

(2011年11月執筆記事)

いいなと思ったら応援しよう!