転職後の「職場での泳ぎ方」、私の場合。
やっと転職先が決まった!…でもこれがゴールではなく。
そこで楽しく働き続けるのが、転職の真の成功ですよね?
ということで、今回は転職後に「何をすれば早く馴染んで、仕事ができるようになるか」について書いてみます。
・・・全員に当てはまるかどうかは分かりませんが、「こんな例もあるんだ~」と言う程度の参考になれば嬉しいです。
転職後初日の、職場への馴染み方
転職活動中に、既にその会社について真剣にチェックしていると思います。
待遇面だけではなく、面接で面接者(人事担当・配属先の上長、社長など)とも会っているでしょうから、何となくそこからの印象を事前に気にかけておくと後々の自分の中での整理の時に役だちます。
事前にあまり把握できなかった時は、出社初日からアンテナをしっかり張って情報収集していました。
私ができるだけ早く、把握するようにしていたことは以下の三つ。
「自分の属する命令系統」と「自分の立ち位置」、そして「自分の味方」です。
私の場合、これらを把握できればその職場になじむのはすごく早く簡単で、その職場で働くのが楽しく感じられました。
なぜなら「自分のテリトリーとして実感」できるからです。
1. 自分の属する命令系統
誰から指示が来て、成果を誰に報告するのかを強く意識していました。これを間違えると、頑張っても報われないケースも出てくるので。
例えば、最初の段階で一番お世話になる教育担当者には、「よい同僚になる」可能性を感じてもらえるように、小さなことでも報連相を怠らないように心がけました。
そしてそこから、今後の「自分の道のり」も探し始めます。
2.自分の、立ち位置の把握
自分が働く職場で、自分の立ち位置を早めに理解するように心がけていました。単に職種的なものは当然ですが、周囲の人間関係もざっと見渡して、「足りてないもの」を見つけたら、それを自分が担当するようにしていました。
例えば、事務員として採用されたけれど、職場全体がちょっと暗い雰囲気だったら、少しでも明るい雰囲気で接しよう(ムードメーカー的な)とか、です。
ただ、最初から100W発光とかで行くと引かれますので、出力はきちんとTPOに合わせて自分で調整してください。(笑)
3.自分の味方
初日で簡単に「味方」かどうかなんてわかりませんが、何となく「好きな人」「話しやすい人」を探してみます。もちろんすぐに仲良くはなれないので、少しずつ距離を縮めてくださいね。
職場に見つけられなかったら近くの部署、それでも難しい場合は同じビル内など。人が難しい場合は、最初は近所の喫茶店やランチ場所などでも。
私の場合は職場で見つけられなかった時、のちのちそのビルの守衛さんと仲良くなったり、隣の会社の相談役とランチ友達になったケースもあります。(このきっかけは文末に!)
要は、こういう存在があるだけで、私はその職場で気を落ち着けて仕事に集中できるようになるのでした。
新しい職場での、「私の泳ぎ方」
私は二桁の転職をしてきたので、「無駄に」新しい職場に慣れています。
・・・実は、「気分はスパイ」な気持ちで大抵の初出勤日を迎えてました。
大抵は各部署に挨拶に回ったりして、雰囲気を体感できます。すぐに実務説明に入ったりと、たまにそれが無い時もありますが、そんな時も何となく耳を澄ませたりして状況把握をしてました。
私は、社会人最初の仕事が女性がほとんどの「生命保険の営業」だったり、その後も女性が多い職場をかなり経験してきたため、この辺の「かぎ分け」がかなり優秀かもしれません。
生命保険の営業所は、営業所長以外はほぼ女性でしたので、女性独特の細かい部分での張り合いや嫉妬などもありました。(もちろん、後日経験した男性ばかりの職場でも、嫉妬はありましたけどね。苦笑)
社内だけではなく社外でも、同じように他社の営業員がライバルなので、その辺の関係性も把握しながら、なんとか損害の無いように(物理的にも精神的にも)泳ぎ切るためにいろいろな工夫が必要でした。
最初は圧倒されて、ちょっと嫌味を言われたりしただけでビビッてトイレで泣いていた私(最初の一年はほぼ毎日泣いてました…)も、だんだん強くなり、そして作戦を巡らせるようになりました。
同じ企業に出入りする競合他社の営業員の様子を把握して、時間をずらしたりするだけではなく、彼女が不得意そうなお客さんをチェックしてそこを中心に営業したりすることで「住み分け」したりしていました。
また、こちら(私は新人)に対して圧をかけてくる人には、同じぐらい圧の強い味方(仲良くなったお客さんや、同行してくれる上司など)をうまく盾にしたり。
特に、自分のお客さんを自分の応援団にしたりグループ化することでお客さんを囲い込みし、乗り換え防止や外部参入を減らすことができました。
(私はお客さんとの親睦を深めるために、ゲイバーツアーまで企画しました。笑)
ちなみに今はどうかわかりませんが、当時の生保の営業員さんは良く飴を配ったりチラシを配ったりしてました。
・・・この飴配りのテクで、実は前述のビルの守衛さんや隣の会社の相談役と仲良くなるきっかけを作ったのでした。(笑)
こうした経験が増えるにしたがって、のちの様々な転職時にも役立ちました。
ということで転職は、当然ですが「働き始めてからが肝心」ですよ!
こんな感じで、今後も細々と働くことで参考になりそうなことを綴っていきたいと思います。
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