斬新、そして懐かしい。アップサイクルでごみを減らそう。身近なゴミを、アイデアで減らす。
気になるニュースからピックアップ。
テレビを見ていて偶然「段ボール財布」についての特集を目にしました。
ズラリと並ぶ、とってもオシャレな財布。
しかしよく見ると、その全てがなんと段ボール製。
それも、1度使われてごみとして出されてものです。
そんな「ごみ」の段ボールを世界中から集めて、財布だけでなく、様々なものを作り出しているのが、【段ボールアーティスト】の島津冬樹さん。
《旅する段ボール》というタイトルのドキュメンタリー映画もあるそうです。
海外デザインの段ボールで作成された財布は、レトロでオシャレ。
くすんだ色合いと、ややくたびれた質感が、”味がある”と表現するにふさわしいです。
そういえば、以前「ヴィーガンコルク」の財布について書きました。
https://note.com/hyonsu0909/n/ne693d0e8dc09
世の中には、まだまだ素晴らしい取り組みがたくさんさんありますね。
ゴミを減らす、新しい手法。アップサイクルとは
この、「段ボール」を「財布」に生まれ変わらせることを
アップサイクル
といいます。
海外では、このアップサイクルという概念は一般的だそうです。
廃タイヤを植木鉢代わりにする人もいるんだとか。
日本では、資源を有効活用するための取り組みとして、リユースとリサイクルは一般的です。
違いは以下の通りです。
■リユース:再利用
■リサイクル:一度原料に戻す・原料化してから、同製品・類似品を作成
■アップサイクル:廃棄物にデザインやアイデアといった付加価値を持たせ、元の製品とは別の新しい、より価値の高いものにする
リサイクルは環境にいいイメージがありますが、実はその工程は複雑で、原料に戻すために多くのエネルギーが必要となります。
そのまま使い続けるリユースが一番環境にいい気もしますが、使う回数などに限度があったります。
リサイクルほど手を加えず、それでいてリユースよりも長く使えるものに生まれ変わる「アップサイクル」は画期的ですね。
なにより、「より価値の高いものにする」という「アップ」という言葉、そこに込められた想いが素晴らしいです。
最近では、アップサイクル商品を専門とするブランドも増えているそうです。
インターネットで検索すると、「ごみ」がアイデア一つでオシャレな製品に生まれ変わっています。
「ごみ」だと思っていても、見方を変えると宝の山ですね。
ものを購入する際には、リサイクル品・リユース品だけでなく、アップサイクル品も候補に入れて買い物をしようと思います。
金賢守(キムヒョンス)