「当たり前」の商品を進化させる知恵と工夫。紙のクリアファイルでプラスチックゴミを減らそう
紙でできたクリアファイル!プラスチック製の性能を追求した商品
以前、気になるニュースからピックアップした話題で、「紙のクリアファイル」について触れました。
日本生命さんが、すべてのクリアファイルを紙の製品に変える、というお話しでした。
以前のnoteはこちら。
https://note.com/hyonsu0909/n/n10366511e230
最近の文房具事情には、目を見張るものがあります。
一時期は文房具が好きな女性が増えたことから、「文房具女子」という言葉もありました。
子供の時には比べ物にならないくらい、豊富なデザインと種類が溢れています。
そして最近は、SDGsの考え方も加わり、地球環境に配慮した商品も増えてきています。
クリアファイルが紙ででききている、ということがとても衝撃的だったので、詳しく調べてみました。
紙を紙で挟むって面白いですよね。
中の書類が濡れたり、折れたりしないのかな?と少し心配です。
紙でプラスチックの利点を再現する、こだわり3点
プラスチック製品の問題は、海洋問題でよく取り上げられています。
買い物袋のように、多くのプラスチック製品を使わない運動が広がっています。
事務用品の必需品であるクリアファイルといえば、プラスチック製品であることが「当たり前」だと考えていました。
「透明」「固い」「水、油への耐性がある」「軽い」
この4つの条件を満たす素材といえば、プラスチックをイメージします。
「軽い」に関しては紙でもクリアできそうです。
「固い」も何とかなりそうですね。
では実際、紙のクリアファイルには、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか?
紙のクリアファイルを作っている、PLUS プラス株式会社さんのHPを見てみました。
https://bungu.plus.co.jp/product/file/folders/paper_folder
①紙なのに、中身が透ける
②中身を守る、適度な厚み
③耐水、耐油性をもち、表面に鉛筆・油性マジックで書き込みできる
この3つのこだわりを実現するために、特殊な溶液を開発されたそうです。
このクリアファイルには、表面〜裏面の主材料として紙を使用したことにより、従来の製品よりもプラスチックの使用量を約70%削減することに成功しています。
紙なので、もちろん燃えるゴミとして捨てられます。
人の、願望を叶えるための実行力というものは素晴らしいですね。
「当たり前」に挑戦する取り組みは、胸が熱くなります。
小さい一歩が、大きな一歩に繋がっています。
金賢守(キムヒョンス)