昭和の男を支える


私は平成生まれ。


昨年入籍し来月で結婚1周年を迎える。

夫も同じく平成生まれ。


最近は「男は働き、女は家にいる」
というような家庭は昔ほど多くないかもしれない。


専業主夫なんて言葉も出てきた。



私事で大変恐縮だがこの度第一子を授かり、現在妊娠8ヶ月。


年内には家族が増える予定。


コロナ禍での引っ越し、入籍、結婚式、新婚旅行


色々と悩むことも多かったがなんとかここまでやってきた。


昨年結婚を機に退職したため、今年度から新しく仕事を探そうとしていたところ妊娠が発覚し、今に至る。


つまり専業主婦である。



正直順調すぎて怖い。


さて、今回のタイトルについて。

「昭和の男を支える」


私の母、祖母のことである。



父と祖父は家事が何一つできない。

掃除、洗濯、料理、洗い物、庭の草引きetc

全て母や祖母が1人でしている。


私が妊娠したことを機に、当時の子育ての仕方について父と話したことがある。


「俺はお前らのおむつ変えたことない」


祖父も同じことを話していた。


うわー。昔はそうやったんかー。


では「イクメン」という言葉はいつから出てきたのだろう。


調べてみると2010年頃かららしい。


わりと最近。

そして「イケメン」の派生語だそう。

イクメンの条件は

①育児に積極的
②1人で子供のお世話ができる
③育児を優先する
④妻と同じくらい育児をする
⑤妻のサポートもする


私の知っている最近子供が生まれたご家庭の男性陣は上記までとはいかないかもしれないが、家事育児に対してかなり協力的だと思う。


では私の夫もそうなるかと言われるとまだわからない。


結婚当初より「僕は(私の気持ちを)察して行動することができないから何か手伝うことがあれば都度言ってほしい」と言われていた。


なので夫はこの1年、家事については私がお願いしたこと以外はやらないことが多い。


あまりにも私が手をつけていない箇所などはやってくれている。(風呂掃除は今でも屈む姿勢が辛く吐きそうになるため)



まぁ私自身基本家にいるのでそれが普通かと思っていた。


母や祖母にも「主婦なんてそんなもん」と言われたし


頼んだら文句も言わずやってくれるので特に問題なく過ごしていた。


つわりがひどい時なんかは
「それぐらいやってくれよ」と思うこともあったが
今は体調も落ち着いているしそこまで思わない。


しかし、先日義姉にこの話をすると


「昭和かよ。もう少し嫁さんのことを旦那が分かろうとして行動せんと。」

と言われた。



「あの子(夫)は気遣いできる子供じゃないからもっと手伝うように言ってやってください」

義母からもラインがきた。



まさかのお言葉。


驚いた。



そうか、もっと頼っていいのか。



正直産後の生活については未知すぎて心配なことも多い。

日中は夫が仕事でいないので

「一人でどうやって子育てしよう」

と不安に思っていた部分があったので、義母や義姉の言葉で少し肩の荷がおりた気がする。



家事育児は夫婦で協力しておこなうもの


その思考をアップデートできていなかったのは、昭和の男を支える母や祖母を見てきた私自身なのかもしれない。

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