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隠れた!?名湯~~浅草・曙湯

観光客でにぎわう浅草寺。そこに一番近い銭湯は「蛇骨湯」だった。
風情漂い,広さもあって,外国人もよく訪れて繁昌していたはずが
まさかの廃業で銭湯ファンを仰天,失望させた。

いまや,浅草寺に一番近い銭湯は,この浅草・曙湯
といっても浅草寺や花やしきの裏手,
いわば地元ゾーンに位置しているし,
ボクのバイブル「お遍路マップ」にも宣伝文句がまるでないので,
訪れようとしてこなかった。

いやぁしかし,これは皆さん行くべきです。
まずは堂々たる唐破風の屋根宮造りの外観に驚くこと必至。

4月下旬~5月上旬には藤棚の花が正面を飾ってくれるらしい。
玄関を飾る孔雀のタイル絵

フロントで大女将のお出迎えを受けたらば,
ロビーの天井をご覧あれ。
格子天井と和のテイストの花柄に,
カメラを向けたくならない人がいるだろうか,いや,いない。

脱衣所に入ると服を脱ぐよりも先に中庭に出たくなる。
4人掛けの木製のテーブル,枝がくねる太い幹,板の間。
スライド式の屋根がかかっているので雨天でも出られる。

浴室との仕切りの欄間の細工も手抜かりがない。

ペンキ絵が地元感満載でかなりポップ。
男湯は富士山に雷門の大提灯。
女湯はスカイツリーや藤の花もあしらわれているそうだ。
いやぁこれも撮影したい。
うずうずが止まらない。

カランの数は21とやや少なめ。
湯温は42度程度。
熱めに感じるのはジャグジーが充実して湯が動き続けているからか?
ボディバスジェットハイパー座風呂(ジェットバス)ミクロバイブラ。そして,「絹の湯」のいわれであるジャグジー。

我がホーム「万年湯」の高温風呂と同じ肌感。
ぬる湯なので,じっくり,しっとり味わえる。

2010年リニューアルだそうだけど,
どこからどこまで未だに綺麗。
そろそろ外国人観光客が戻ってくる時期だけれど,
せっかく浅草を訪れた人たちには,
ぜひこの「曙湯」まで足を延ばしてもらい,
銭湯ファンになってほしい。

「曙湯」さん,ありがとうございます。いいお湯でした。

藤の季節にまた来ます。
(2022年10月の訪湯です)今年2023年の藤は逃してしまいました…。

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