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『ワカコ酒』の聖地に近く~~幡ヶ谷・観音湯
東京の銭湯には15時過ぎに営業開始するところが多い。
それ以前に開業する銭湯は渋谷区では2つだけ。
本町・「羽衣湯」と幡ヶ谷・「観音湯」。
今日は「観音湯」に足を運ぶ。
実は,渋谷区内で最後に残った「未湯」の地です
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最寄り駅は京王新線幡ヶ谷駅。
路地を北側に抜けると見えてくる。初めての人はかなり心細くなる狭さ。
にぎわう商店街(6号商店街)を進んで左へ曲がるルートもあります。
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あれ開店前?
ボクのバイブル『東京銭湯 お遍路マップ』には
「13時半~」とありますが「14時~」に変更したようです。
情報のアップデートは大事だなぁ。
近隣をブラ散歩して戻ると,すでに行列。
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シャッターが上がる瞬間を見られました。
なぜだかこの瞬間にはワクワクしてしまいます。
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ちょうど「東京銭湯スランプラリー2023」の真っ最中。
12銭湯巡りで商品GETのところ,10番目が観音湯。
フロントの若旦那に
「もうこんなに回ったんですか。こんなに回っている人,初めて見ました」
と驚かれて,ちょっと嬉し恥ずかし気分。
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さて,脱衣所。
少し手狭。板張りの島ベンチがあるけれど,隙間があって尻にイタイ。
そのせいか湯上りの人たちの回転が速い(笑)。
いざ浴室へ。
カランの数は18と小ぶりながら,奥行きを感じます。
入って右手に洗い場。左に湯舟。
手前から
立ちシャワー。
「バイブラ」球形の吐水口があり,湯が噴き出しています。
「エレキマッサージ」。
「ジェットバス」が2基。
ここらの湯温は42℃。
それに「水風呂」。
突き当たった左奥に「サウナ室」。
外看板に大きく「北欧サウナ」とありました。
右手に「露天風呂」。
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この露天風呂,きちんと空が開けて見えます。
しかも岩風呂,43℃。膝を折れば6名,伸ばせば4名のサイズ。
ペンキ絵もタイル絵もありません。
でも,青空がある。いやぁ気持ちがいい。
気づけばプラ桶がよくみる黄色いケロリンタイプではありません。
うぐいす色?淡い緑系。さらによく見れば,湯舟の外も中も同色系なので,湯がうっすら緑がかって見える。これがなんとも落ち着いた感じです。
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いつもの1時間をゆったり寛ぐことができました。
おっと浴室と脱衣所の間が坂になっているのが珍しい。
バリアフリーでしょうか。
そして足ふきがシュロを編んだやつ。
懐かしいなぁ,この足ざわり。
ボクが子どもの頃通った,今はなき「西原湯」も,
このシュロ敷きだったことを思い出しました。
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観音湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。
次回は夕方に訪湯して,
『ワカコ酒』の聖地「魚貞」で一杯やって帰りましょうかね。