【シティ柏ベスト8】ジラーチ◇採用型小ズガについて【ポケカ】
初めまして、アイスという名前でポケカをしているものです。
このたびシティリーグ柏でベスト8になったので自分が使った小ズガについて思うことを話そうと思います。
使ったレシピは以下の通りです。
(エスケープボードの下のカードはふうせん、ビーストブリンカーの下はしあわせたまごと冒険のカバンです)
このデッキレシピは1月に行われたメモ杯で結果を残されたかたのレシピを59枚真似ただけのものなので、本記事ではレシピ自体の解説は行いません。またシティ当日の対戦レポートなども記載しません
この記事ではジラーチ◇が採用されたことによるメリット、デメリットを使ってみた感触をもとに語りたいと思います。
・メリット1 サイドを多くとれる=攻撃を行う回数が減る
これがジラーチ◇を小ズガに採用する一番の理由です。
小ズガというデッキは"ねがいのバトン"のスタン落ちの影響で1ターンでエネルギーをつけて攻撃するには溶接工というカードを必ずプレイしなくてはいけません。
このため小ズガが攻撃する回数は溶接工をプレイできた回数に等しいといっても過言ではありません。
しかし山札に4枚溶接工があるときはともかく、攻撃やデッキを回すために溶接工を1~2枚使用した終盤でマリィやリセットスタンプをされた後に溶接工を引くのは容易ではありません。
ジラーチ◇でサイドを多くとることは溶接工をプレイする回数が減ることに繋がります。
具体例を上げて考えてみましょう。
現環境に多い、ピカチュウ&ゼクロム(以下ピカゼク)のデッキが対戦相手だと想定します。
ピカゼク側の小ズガに対する試合のプランは3-2-3や2-3-3、2-2-3などのサイドプランを小ズガ側に押し付け、最後の一匹をとりきれなくさせることが一番理想的であると考えています。
このプランを押し付けられた際にジラーチ◇の採用されていない小ズガでは3回攻撃する(=3回溶接工を打つ)ことになります。
もちろん最後の一枚をバーストGXで取る場合は溶接工を2回プレイするだけでいいこともあります。しかし攻撃回数は少ないほうがいいです(後述)
しかしジラーチ◇のコンボを決めることで相手の強いてくる3-2-3のサイドプランをこちらが強引に崩壊させ3-3や4-2で試合を終わらせることができます
ジラーチ◇が決まった場合は3-3や4-2と2回しか攻撃していない(=溶接工を2回しか打たなくてよい)です。
またビーストブリンカーとジラーチ◇を併用することでピカゼクなどのTagTeam限定で5-1(最後の一枚はバーストGX)といったサイトプランをとることも可能です。この場合はなんと溶接工を一度しか打たなくてよいです。
マリィやリセットスタンプで溶接工が打てずに捲られる可能性はある以上攻撃する回数が少ない(=溶接工を打つ回数が少ない)ことは大きなメリットです。
また攻撃する回数が少ないことは攻撃するまでにとられてよいサイドが増えることにも繋がります。TagTeamやVmax主体のデッキには2回攻撃すれば試合が終わるので極論サイド2-6のビハインドの状態からでも勝ち筋があります。通常の小ズガでは先述のようにこれらの相手には3回攻撃されることを強いられることが多いため2-6の段階で試合が詰んでしまうケースがあります。
・メリット2 ビーストブリンカーと違い汎用性がある
メリット2では主に同じような役割であるビーストブリンカーとの違いについて記述述べます。
違いは単に
・非GXやV、Vmax相手でもサイドが多くとれる
ことです。
どういったケースでジラーチ◇が活躍するか具体例を上げて解説します。
ビーストブリンカーしか採用されていない場合、エースバーンVmaxやインテレオンVmaxを主体としたデッキにきついサイドプランを押し付けられやすいです。
エースバーンを例に挙げると、ビクティニ◇を活用されて3-1-3を押しつけられるパターンです。
これを通常の小ズガで突破するには溶接工を3回打つことに加えて、炎エネルギー7枚(=350ダメージ)を2回吐き出す必要があります。このプランはかなり要求値が高く、厳しいです。
しかしジラーチ◇なら3-2-1というプランをとることができます。
3(Vmax)-2(ビクティニ◇+ジラーチ◇)-1(バーストGX)
このプランを行うには溶接工を2回とジラーチ◇のコンボパーツが必要です。ただし炎エネルギーを7枚吐き出すのは一度でよくなります。
また小ズガミラーで完全に腐るビーストブリンカーと違いジラーチ◇はミラーで大活躍します。
基本的にお互いが綺麗に回りあった場合小ズガミラーは先にサイドをとったほうが勝ちます。
これは小ズガに相手のハンドに干渉する札がない、あってもせいぜいリセットスタンプが一枚程度のために起こります。
通常の構築の小ズガミラーでは先にサイドをとられた場合、相手が止まってくれることを祈ることしかできませんが、ジラーチ◇がいれば一度だけサイドのビハインドを逆転することができます。
小ズガが流行っている現在の環境でミラーに対して一方的にビハインドを取り返せるのはジラーチ◇の大きなメリットです。
ここまでジラーチ◇のいいところばかりあげましたが、ここからはデメリットを書いていきます。
・デメリット ベンチを圧迫する
最初のサイドに埋まらなかったジラーチ◇をサイドにうめて効果を発動するにはジラーチ◇、バリヤード、ヤレユータンと3つもベンチ枠が必要です。
基本的にバトル場には小ズガ、残りのベンチ2枠はジラーチとオドリドリGXで埋めることを目指します。
これのせいで
・他のサポートポケモンを採用できない
・後続が用意できない
といったデメリットが生じます。
ここでいうサポートポケモンとはザシアンVやデデンネGXのことを指します
サポートポケモンが少ないので通常の小ズガと比べて必然的に事故率はあがります。ジラーチやオドリドリGXへの依存度もその分あがり、通常の構築よりサポートポケモンを狙われると厳しくなります。
前述した盤面を目指すのでベンチに空きがなく後続を盤面に置いておきにくいです。
もちろんオドリドリGXやジラーチを置かなければ後続のポケモンは置けますが、そうしてしまうとスタンプやマリィなどの手札干渉に対する耐性も一気に下がってしまいます。ジラーチやオドリドリがいない状態で手札干渉を受けると通常の構築よりサポートポケモンが少ない分、厳しい状況に陥りやすいです。
しかし、このデメリットを補える要素をジラーチ◇はもっていると思います。先述した通りサイドレースのビハインドを一気に取り返せるので多少の事故はなんとかなりますし、後続がいないデメリットもそもそもそのターンで試合を決めてしまえばデメリットになりません。
如何だったでしょうか、これでこの記事は以上になります。ジラーチ◇に対する認識が少しでも変われば幸いです。ここまで読んで頂きありがとうございました。なにか質問等あれば(@hyokaice)までお願いします。
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