【スクランブルバトル静岡】チラチーノルギアで遊ぼう!【8-0】
どうも、アイスです。
スクランブルバトル静岡に参加しました!
結果は運にも恵まれ8-0で2025シーズンのCL東京の参加権利+1回戦byeを手に入れることができました。このnoteではなぜルギアを使用したのか、また簡単なデッキの解説を語っていきます。
デッキ選択理由
・7~8月の予定
いきなり個人的な話で申し訳ないのですが、ステラミラクル発売から土日に比較的予定がつまっており、実際に対戦して練習する時間が思うように確保できませんでした。
なので今回は対人練習の成果ではなく環境考察を中心にデッキを選択することにしました。
・環境考察
7月~8月にかけての自主大会や友人が回しているデッキをみて以下のようなデッキ分布になると予想しました。
Tier1 リザードン
Tier2 タケルライコ ドラパルト レジドラゴ
Tier3 パルキア サーナイト ルギア ミライドン
Tier4 それ以外
この環境は様々なデッキが強い、所謂雑多環境であり、Tier1とされるリザードンでも精々シェア率15~20%程度だと考えました。またTier4とされているデッキ群も合計25%程度はいると思いました。
・ルギア以外のボツ理由
上記Tier表を元にそれぞれのデッキの個人的な感想と選択しなかった理由を述べています。
・リザードン
リザードンはシティリーグやCLでも何度も使用しており、最も使い慣れているデッキタイプです。高い対応力と序盤の遅れを取り返せるデッキパワーは他のデッキの追随を許しません。
個人的にもかなり使用したかったのですが、ヨノワールやブライアが登場して以来ミラーマッチがあまりにも難しく、まったく自信を持てませんでした。またタケルライコのブライアやサーナイトのデヴォリューションなどTier1故にメタられていることも多く、練習時間がないときに使用するデッキではないと判断して、使用を断念しました。
・タケルライコ
タケルライコは後手1から攻撃できる可能性があるデッキです。今まで鬼門となっていた対リザードンもブライアが登場したことやかがやくリザードンを不採用にしたリザードンデッキが増えたことなど対抗できる部分が増えました。相手の下振れに強く、極端に不利なデッキも少ない、ポケモンキャッチャー表等の上振れ要素もあり、とかなり強いデッキだと思いました。
一方で自分の下振れに対してはどうしようもできないこと、先に相手にサイドレースを先行されてしまうと巻き返すのが構造上難しいことから使用を断念しました。
・ドラパルト
Tier1のリザードンに対して強く出れる点や新弾できらめく結晶が登場したおかげで先行2ターン目にファントムダイブが使える確率がグッとあがった点などポジティブな要素が多いデッキです。
しかしTier2のタケルライコにどうしてもデッキ構造上不利をついてしまうと思い、諦めました。
・レジドラゴ
状況に応じた柔軟なワザ選択や先2でのファントムダイブを打ちやすさなどが特徴です。ナンジャモやかがやくリザードンを採用することで序盤の遅れを取り返すことができます。
しかしタケルライコが構造上厳しいと感じたため断念しました。
・サーナイト
相手のターン中に次の自分の行動を考える自分の思考の癖とリファインが嚙み合わないのであまり得意ではないデッキタイプ。
強いですが、序盤の安定感にやや欠けることと得意ではないので練習時間がない中使うべきではないと思い諦めました。
・ミライドン
練習で使用した際、エレキジェネレーターが当たらなすぎてストレスだったので使用を中断しました。
残りのデッキは時間がなく試していません。
以上の理由から様々なデッキをボツにしてきました。
・ルギアがボツにならなかった理由
・ルギア
ルギアはチラチーノによる非エクでのexワンパン、レガシーエネルギーやテツノカイナなどでサイドレースを優位に進めながら攻めていくデッキです。ギフトエネルギーのおかげで手札干渉に強く、先2アッセンブルスターでアーケオスが2体でてくるとほぼすべてのデッキに対して有利になります。
しかし、デッキのエネルギーがすべて特殊エネルギーなのでシンオウ神殿や改造ハンマーなどのメタカードがきついです。またアーケオスをトラッシュできるのかどうかがかなり運に左右されてしまい、アッセンブルスターをするターンが遅れることや1体しか出せないことはそのまま攻撃の遅れにつながります。攻撃が遅れれば遅れるほど、本来有利な対面も不利に傾いていきます。
なので使用することを断念しま……せんでした。
まず先述した通り今の環境は雑多環境です。Tier1のリザードンや特定の不利対面はともかく、母数が少ないTier3のデッキへのメタカードを入れるデッキスロットの余裕はありません。そのためコントロール系統以外のデッキからシンオウ神殿や改造ハンマーがプレイされる確率は低いと考えました。
次にアッセンブルスターが遅れたり、1体しかでなかったりすると攻撃が遅れる点ですが、これを直接解決する(=2体アッセンブルスターを早期に決める)のは難しかったので間接的に解決することにしました。
解決策1 そもそも遅れても結構大丈夫なことに気がつく
ルギアはチラチーノやレガシーエネルギー、テツノカイナのおかげでサイドレースを有利に進めることができます。
ボスの指令などのベンチを呼ぶカードを考慮せず、バトル場のポケモンが攻撃しあうゲーム展開の場合サイドレースで負けることはほぼありません。攻撃するポケモンがexのせいで攻撃の遅れが致命傷になりがちなタケルライコ等のデッキとは違い、バトル場のポケモンが倒しあう展開になれば多少は攻撃が遅れても後から取り返すことができます。
解決策2 相手にも遅れても貰うことで相対的に間に合わせる
当たり前ですが相手のポケモンが攻撃を開始するターンが遅れれば、自分がアッセンブルスターの準備をするターンが増えてもサイドレースの観点では問題ありません。そこで相手の妨害になるカードの採用枚数を増やすことにしました(詳細はデッキリストの解説にて後述します)
解決策3 手貼りだけで攻撃を開始する
このデッキのエネルギー供給手段はアーケオスのプライマルターボだけではありません。手貼りを2回すればスペシャルころころは140ダメージ、3回すれば210ダメージを与えることができます。キチキギスもダブルターボを含めて2回手貼りすれば好きなところに80ダメージ与えることできます。
極端なことを言えば手貼りを毎ターンすることができれば、プライマルターボがなくても相手によっては十分なダメージを与えることができます。
・まとめ
前述した内容の通り、ルギアはメタカードがプレイされる確率が低く、アッセンブルスターが遅れてもサイドレースが間に合うデッキです。
他のデッキのボツ理由が当てはまりません。
またチラチーノルギアはシティリーグ以上の大会に持ち込んだことはありませんが、虹ルギアや白ルギアは過去に何度も使用したことがあったのでまったく使ったことがないデッキよりはプレイングが酷くならない(はず)と思いました。
以上の理由から今回のスクランブルバトルで自分が使用するデッキはルギアがベターであると判断し、使用することに決めました。
デッキリストの解説
・デッキリスト
・構築経緯
選択理由で述べたようにルギアはバトル場のポケモンが攻撃しあうゲーム展開の場合サイドレースで負けることはほぼありません。
そのため最後にボスでベンチのポケモンを呼び出して倒せば勝ちの盤面に相手より先に到達することが多いです。
自分がその盤面になった際にボスの指令をプレイできることを目標に構築しました。
・こだわりポイント
・ネオラントの2枚採用
ボスを打つことを重視しているので2枚採用しました。
1枚採用だとスタート、序中盤の使用、博士やハイパーボールでのまきこみ等で最終盤に山札にネオラントがいないことが多かったです。
一応ネオラントはワザで山札に戻れますが、ワザのダメージは低く盤面からエネルギーも消えてしまうので、このワザを使えるタイミングは少ないです。
・キチキギスの採用
ルギアのよくある負けパターンの一つにナンジャモ+カウンターキャッチャーなどで手札干渉された上でギフトエネルギーのついていないポケモンを倒されてしまい、後続のアタッカーがいないあるいはボスの指令が打てずに負けてしまうことがあります。
このカードを採用することで手札干渉+ギフトエネルギーがついていないポケモンを倒されても、さかてにとるで手札を補充することができます。
終盤にサイドレースが有利な状況でギフトエネルギーをつけたキチキギスをベンチに用意することがこのデッキのゴールの一つです。
・ネストボールの採用
序盤はルギアVやチラーミィを置くことができ、中終盤はキチキギスとガチグマを置くことができる優秀なカードです。
アーケオスに繋がる可能性がないカードなので複数枚入れるほどではなかったですが、いつ引いても強いカードなので1枚採用しました。
・ナンジャモ3枚目
選択理由で述べたようにルギアはバトル場のポケモンが攻撃しあうゲーム展開の場合サイドレースで負けることはほぼありません。
逆にいえば裏のポケモンを呼ばれ続けるとサイドレースが負けてしまいます。特にアッセンブルスターが遅れてしまい、既にサイドレースが負けている時は相手のボスの指令が敗北に直結しやすく、手札干渉をして相手のボスの指令等を回避する確率をあげる必要があるシーンが多いです。
そういったシーンでなるべく素引きするために3枚採用しました。
・ジャミングタワー2枚採用
解決策2のためのカードです。現在の環境デッキにはペパーを採用しているデッキが多く、展開の起点である森の封印石やエヴォリューションを無効化することで相手の動き出しを大きく制限することができます。
初手に貼るのが一番強いことが多いのでできれば3枚以上採用したかったですが枠の都合で2枚になりました。
・不採用にしたカード
・ジニア
進化ポケモンを2体もってこれるためジニア+ハイパーボールのセットでアーケオスを2体トラッシュに落とすことができます。2体アッセンブルスターの再現性をあげるカードではありますが、使用して強い瞬間が序盤でハイパーボールを持っている場合に限られます。今回はそもそもアッセンブルスターが少し遅れても巻き返せると思い構築を始めたので、ナンジャモの3枚目の枠とどっちにするか悩んでいましたがナンジャモにしました。あとジニアのプロモもってなくて採用できませんでした。
・ミストエネルギー4枚目
今回はエネルギーの合計が16枚です。エネルギーの配分は一番強いギフトエネルギーと素引きしたいジェットエネルギーが4枚。レガシーエネルギーがルール上1枚。チラチーノがレジドラゴからのトライフロストを耐えるためにVガードが1枚、ミストエネルギーとダブルターボエネルギーが3枚です。
できればミストエネルギーは4枚目まで採用したかったですが、チラチーノが2回2進化exをワンパンする試合は多くないと感じたため、1枚妥協しました。
・オーガポン(いどのめん)
げきりゅうポンプを打つ試合が少ないと感じため不採用、盤面からエネルギーが消えるので手札干渉やボスの指令にも弱くなってしまいます。
またボスを使わずに相手のベンチの進化前を倒す役割はキチキギスを採用したことでそちらでも一部代用することができるようになりました。
・ハバタクカミ
テツノイバラは数が多くないと思い不採用、実際にはかなりの数いたようなのでマッチングしなかったのは運がよかったです。
テツノイバラが増えるなら採用を検討しますが、そもそもテツノイバラが多いときにルギアは使うべきではないと思います。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。デッキ選択や構築をする際になにかの参考になったのであれば幸いです。
ルギアはアッセンブルスターができるかどうかの運だけデッキと思われがちですが、実際には手貼りやアタッカーの選択が難しいデッキです。手貼りとサイドプランを意識するだけで勝率がグッとあがりプレイする楽しさも増すと思うので是非一度使ってみてください。
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