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遺言ブログ#10 できないときになにができるか

こんにちは。農学部4年の久松基史です。

部活を引退してからしばらく経ちましたが、運動する機会が減って食生活がなかなか変わらないので体重が増えないか心配しています。

何を書くか悩みましたが、大学でのサッカー人生の総括と伝えたいことを少し書こうと思います。

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自分は、大学サッカーの4年間は非常にもったいないものだったなと感じています。1年生の6月ぐらいにAチームの練習に初めて呼ばれた週の練習で怪我して、それから少し良くなって復帰しては再発、復帰しては再発・・を繰り返して1年目を丸々無駄にしました。今でも何で完全に治るまで休まなかったのか後悔しています。この1年間で自分の4年間の大学サッカー人生が決まってしまったように感じます。それからは完全に癖になり、2年目には夏の時期、3年目にはシーズン最後のアイリーグのメンバーに選ばれその試合前日の練習で怪我で離脱し、今年もふくらはぎを痛めていた時期がありました。最後まで結局、普通にプレーしていてもいつまた同じ怪我をするかの不安が消えず、たまにチャンスをもらっても自分でそのチャンスを手放してしまうばかりで、3年の時は悔しくて涙を流したこともありました。

それでも4年の最後に練習試合に出て、大学サッカーを締めくくることができたのでそれだけは良かったと思います。

2年の時には何試合かアイリーグに出させてもらい、1度だけ学生リーグのベンチに入ることはありましたが、それ以外はほとんど公式戦と関わる機会はありませんでした。

こういったこともあり、大学4年間を通していろいろと悩む時間が多かったと思います。怪我を繰り返してしまう理由を考えたり、怪我している間にチームにどう貢献できるかを考えたり、プレーヤーとしての道を諦めようとしたこともありました。1年生の時新設された分析班に志願したのもそれが大きかったです。プレーすることの出来ない自分がチームに貢献するにはどうしたらよいのかを考え、サッカーについてもっと学ぼうと思っていました。



結果的にその行動がもっとサッカーを好きになるきっかけになり、自分がプレーするだけではない、新たなサッカーとの関わり方を見つけることになったのだと思います。自分が大学でサッカーをしてきた意味はそこにあったのかなと思います。

怪我は誰にでも起こりうるし、起こらないようにすることは不可能です。なので、プレーできない期間に何をするか、例えば筋トレをしてもっと強くなるだとか、練習を外からみて気がついたことを伝えたり、自分が復帰したときに生かせるようにしたりするだとか、無駄な時間なく過ごしてほしいなと思います。自分が1年の頃とは違い、今は班という役割が一人一人にあり、できることは見つけやすいのではないかと思います。

自分はかなり無駄な時間を過ごしていたので、自分のようにはなってほしくないです。



次に、最後のミーティングで言いたいことが全く言えなかったので補足をしたいと思います。

自分はずっとBチームで練習していましたが、学生リーグやアイリーグの試合を見て、今はかなり差があるなと感じました。

東北大学がさらに上を目指そうというときに選手層を厚くすることは必要不可欠だと自分は考えています。現状Bチームでなかなか公式戦に関わることができなかった人が上手くなることでトップチームの人たちにも影響を与えられて、結果的にチーム全体の力を伸ばすことにつながると思います。そして、そのために必要なことは2つあると思います。

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まず1つ目は、チームとして必要最低限のことができるようになることです。ゲーム形式での練習や、練習試合でこれができてないなと思うことが何度かありました。これはプレー中のコミュニケーションである程度は解決できると思います。チームとしてできて当たり前のこと(例えばプレスのかけ方やビルドアップ)ができなければどんなに個性があっても試合には出られないと思うし、誰が出ていてもある程度同じ戦術を使うことができれば選手の幅も広がり、チームとしての戦い方にブレが無くなるのではないかと思います。

2つ目に、個人個人の特徴が出せるプレーを見つけることです。チームとしての当たり前のことができた上で、これがあれば同じポジションの人との差別化ができる上、自分にはこういう強みがあるとわかっていれば自信にもつながります。自分で見つけても良いですし、他の誰かに聞いてみても良いかもしれません。

この2つのために自分に今足りないことや、自分の強みを見つけてどのように生かせばよいのかを考えながら毎回の練習に何らかのテーマや目標を持って行ってほしいです。

偉そうに言ってますが、遺言ブログということでお許しください。

最後に、自分の今までのサッカー人生を支えてくださった家族へ、今まで本当にありがとうございました。一度だけ岩手まで来てもらったのに試合に出ず、大学でのプレーを見せることができなかったのが残念です。

そして、今まで自分を指導してくださった指導者の方々のおかげでここまでサッカーを続けることができたのだと思います。本当にお世話になりました。

同期のみんな、自分が怪我をして内心落ち込んでいるとき、ちょこちょこいじってくれて、それだけでも少し気分が楽になっていました。怪我をするたびに何度も続けるかどうかを考えていましたが、この代だったからこそ4年間サッカー部で楽しくいられたのだと思います。本当にありがとう。

1~3年生の皆さん、自分は少なくともあと2年は仙台にいるので時間があれば試合見に行きます!これからも頑張ってください。期待しています。

以上で遺言ブログを終わろうと思います。

それでは

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