Interview #5 分析班
皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
理学部宇宙地球物理学科4年の五ノ井悠雅です。
昨日まで4つの班活動について紹介してきましたが、今回、5回目となり最後の班活動紹介となります。
ここまで4つの記事をご覧いただいた方はありがとうございます!まだ見ていない方はぜひご覧下さい!
それではインタビューの方に移っていきたいと思います。今回は分析班について紹介したいと思います。4年生の班長が多忙のため、代わりに分析班について紹介してくれるのはこの方です!
分析班 梅本圭汰
※以下、五ノ井→五、梅本→梅、と表記します。
五:よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
梅:東北大学3年、分析班副班長(?)の梅本圭汰です。
五:副班長っていう制度があったんだ...まあ次期班長ということで!
梅:そうですね!次期班長を目指しているってことしておきます!
五:それじゃあ、質問の方に移っていきます。
質問1 「分析班の主な活動内容」
五:まずは、分析班の活動内容の紹介をお願いします。
梅:分析班は、毎年行っていることとして、試合までに対戦相手の分析、試合中のリアルタイム分析を行っています。そして、今年からの取り組みとしては、セットプレー戦術の考案だったり、試合があった次の練習前に気になったシーンをピックアップし、そのシーンについて短時間でのミーティングをチーム全体で行ったりしています。
五:分析のために、「SPLYZA(試合分析アプリ)」をチームとして活用していると思うんですけど、新入生にSPLYZAの説明と、どういう使い方をしているのかお願いします。
梅:SPLYZAに関しては、撮影した自分たちの試合、または対戦相手の試合をアプリにアップロードして、それを部員全体で見ながら、動画に時間指定してタグとして書き込めるので、重要なシーンなどにコメント付けしたりっていうことを行っています。
梅:サッカー部がSPLYZAを導入してる理由としては、監督がいない分、選手同士で試合の振り返りだったり、上手くいったシーン、上手くいかなかったシーンを整理したりするってことが必要になってくると思うので、それらをするためにチーム全員が動画を見て、意見を共有するっていうことが目的でSPLYZAを使っています。
試合を見返せるようにすることで自分のプレーだけじゃなくて、試合全体の流れまで見ることができるので、広い視野で試合を見ることで次の試合に繋げて行けるかなって思います。
五:そういう点では、最近、分析班の提案でチームとしてiPadを購入したと思うんですけど、分析のしやすさは感じる?
梅:そうですね。iPadによって動画の画質が良くなったのと、SPLYZAへのアップロードまでの時間が早くなったと感じるので、選手が試合を終わってから見るまでのスピード感も上がって、選手の記憶が鮮明なうちに振り返りができるので、良かったと思います。
質問2 「分析班のやりがい・魅力」
五:次に、分析班としてのやりがいや魅力を教えてください。
梅:分析班のやりがいや魅力は、まず、東北大学サッカー部には監督がいないので、監督がいるチームでは選手がやることのない自分たちのチームや相手チームの分析や、チームの戦術を考えるっていうところまでやれるっていうことは、他のチームと違うところでやりがいを感じます。
五:たしかにそこは他のチームと大きく違うところだね。
梅:あとは、自分たちで今、チームに必要な活動を考えて、それをすぐやれるというところは選手主体で活動を行っている分、直接的な活動ができるっていうところは大きいと思います。
五:監督がいないことで、分析班が戦術提案を首脳陣にしてると思うんだけど、その戦術がチームに還元されることはあるの?
梅:そうですね。そこは結構採用されるというか、使ってもらえる事が多いと思います。その戦術が上手くいくこともあるんですけど、やっぱり上手くいかなかったりすることもあるので分析班としての責任の大きさは感じます。でも、どの班よりもサッカーに関われるっていう面は分析班の魅力かなって思います!
五:たしかに!それは分析班の最大の魅力だね!
質問3 「分析班として今後の展望」
五:次に、分析班の今後の展望を教えてください。
梅:1つは、今年から試合があった次の練習で短時間のミーティングを始めたって話したと思うんですけど、それみたいに選手同士でサッカーの話をする場をピッチ内外でより増やせるように分析班で働きかけていきたいです。
五:なるほどね!
梅:あとは、今年から始めたこととして、データ収集っていうのがあって、試合の振り返りの部分に関して、SPLYZAのコメント付け以外の活動として、データを取って、それを次の試合に活かしていくっていうのを考えているんですけど...
五:具体的にはどういうデータを取りたいって考えてるの?
梅:そうですね。今はまだ実験段階で、いろんなデータを試して、それが使えるかどうかっていうのを試しているんですけど、最近やったものとしてはパッキングレートっていうのを試してみたんですけど...
五:パッキングレートとは?
梅:パッキングレートは、パスを出した時にボールが通過した相手選手の数をポイントとして集計したものなんですけど、パッキングレートが試合の勝敗と強く相関があるってことで、試しに自分たちの試合でデータを取ってみました。
五:なるほどね。けど、分析班からまだ発表っていうか還元がないってことは課題だったりがあるの?
梅:そうですね。データを取ってはみたんですけどまだチームへの還元の仕方がなかったりしたので、ちょっと実用は難しいかなって分析班の中ではなってます。なので、これからも他のデータを試しながら良いデータがないか探していきたいと思ってます。
五:なるほどね。良いデータが見つかれば更に分析の幅が広がりそうだしね!
質問4 「見てくれた方へメッセージ」
五:じゃあ最後に新入生をはじめ見てくれた方にメッセージをお願いします。
梅:この質問ちょっと難しいですね...
五:まあ選手は難しいけどほんとに分析だけやりたいって考えてる人とか是非入って欲しいよね。まだ東北大学サッカー部にはいないけど、他の大学とかを見ると分析員として部活に加入してる人がいるから、そういうのを考えてる人に是非って思う。
梅:それすごい言いたかったことです...まあその通りなんですけど、選手として加入すると練習の時間などがあって難しい人もいると思うんですけど、分析を専門にやってくれるサッカーを見るのが好きとか、戦術を考えるのが好きとかいう人に分析班に入ってもらえれば、分析班がより良いものになるかなって思います。
選手として加入する人に関しても、 どういう人に入って欲しいとかは特にないんですけど、サッカーが好きな人にはぜひ東北大学サッカー部に入って欲しいなって思います。
五:質問は以上です。ありがとうございました!
梅:ありがとうございました!
編集後記
今回は分析班についてインタビューしましたがいかがだったでしょうか。監督や指導者がいないという環境の中で、重要な役割を担っている分析班の魅力を少しは伝えられたのではないかと思います。分析班を始めとする分析力は東北大学サッカー部の大きな武器だと思います。これからもこの武器をしっかり磨き、目標を達成できるよう頑張っていきたいと思います!
今回が最後の班活動紹介のインタビューとなりました。しかし、新しいインタビューを企画中ですので、期待してお待ちください!