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遺言ブログ#10 大学サッカー備忘録

遺言ブログ
こんにちは。工学部化学バイオ学科4年の川邊瑠正です.

毎年, 先輩方の遺言ブログを楽しみに読んでいた立場でしたが, まさか自分が書くタイミングがもう来るなんてびっくりです. 

近況報告としては, 毎日研究室へ行っては, 同じような実験を繰り返す日々で, 正直退屈です. 理系の皆さんは自分がやりたいことをやっている研究室に行くことを心からおすすめします. 当たり前ですが, やりたいことじゃないと続きません.
サッカー部の同期とは, 部活がない日でも (休部していても) 毎日のように会っていたのにも関わらず, 今はそれほど会う機会もなく正直さみしいです. みなさんなにしているのでしょうか. 逐一LINEください.

同期の立派なブログを読んで, 何を書こうかなと結構考えましたが, あまり思い浮かばなかったので, 無難に4年間を振り返って大学サッカー備忘録としたいと思います.
拙いブログになると思いますが, 最後まで読んでくれるとうれしいです.

まずは, 4年間を振り返ってみたいと思います.

~1年目~

1年目はコロナウイルスの大流行で, 入学式もなく, ほとんど学校に行く機会もなく, 友人ができるか不安になった僕は, Twitterでたまたま見つけた学友会蹴球部のオンライン新歓に参加してみることにしました.
この新歓では, 東北大と仙台大の試合をみて, 新入生で意見を言い合うみたいなものだったと思います. コロナで部活がないということで, 1年生で集まって河川敷や青葉山でサッカーをしようと始まったのもこの新歓のおかげでしたね. ということで1年目の前期は河川敷, 青葉山でサッカーして過ごしました.  1浪してた僕にとっては1年ぶりのサッカーで, とても楽しかったのを覚えています. 新歓のときは全く部活に入る気はなかったけど, やってみるとやっぱり楽しくて, 部活に入る覚悟も決まりました.
まあここまでは増渕君と書いていることは偶然かぶってしまったのですが, そのくらいこの時期は印象的でした.

後期になってやっと部活が始まって, 先輩たちとの練習が始まりましたが, まずレベルの高さ, バチバチさに驚かされました. 紅白戦でも公式戦のような雰囲気で入るところ間違えたかなと思ったりもしました. 練習もきつくて毎日全身の痛みと闘っていた気がします.

運良く, 1年目からAチームに入れたり, Iリーグ途中出場したりすることができましたが, 全然活躍することができませんでしたし, 八戸学院や富士と実際に試合をして, 大学サッカーのレベルの高さを痛感しました.

~2年目~

2年目からは多少制限はあったものの, 前期, 後期 の全試合を行うことができたシーズンでした. 前期はAとBをさまよっていて, Iリーグに出たり出なかったりという状況で, なかなかAに定着できず, 中途半端であんまり部活に気が乗らない時期が続きました. このままやっていても大学生活を無駄にしてしまうとさえ思っていました. てことで後期の部活の記憶が残念ながらほとんど残っていません.

2年目で鮮明に残っている記憶といえば, 天皇杯の初戦で公式戦初ゴールを決めたことです.
相手が医サカということもあり, 序盤で大量得点を期待されていましたが, 1点しか取ることができず, 寝坊して朝食も食べていない状態の綾介さんを後半に出場させる展開にさせてしまったのは申し訳なかったです.

~3年目~

3年目はたいがが主将になって, 自分たちの代がメインということもあり, 今年こそ頑張ろうかなと意気込んでいました. が, やはりサッカーしても楽しくないと思うことが多く, 5月に休部することを選択してしまいました. ここでやめる選択肢もありましたが, 同期と話したりして, 学生リーグやIリーグで活躍している話を聞いて, 心動かされて, 後期から復帰しました. 後期は, Iリーグで3試合出させてもらいましたが, 活躍できるわけもなく出場した試合は全敗でした. この全敗も結構メンタルにきて, 完全に負のスパイラルでした.

3年目の印象に残っている試合としては, 後期Iリーグ八戸A戦です.
しげとはじめて (?) 2トップを組んだ公式戦で非常に楽しみにしていましたが, 前半30分くらいに敵2人に挟まれて倒れ, 「周りが黄色く見える」という言葉を残して交代して行ってしまったのが残念でした. そして代わって入った戸波が同点弾のスーパーゴールを決めてすごい雄叫びを上げていたのが印象的です. 彼は今何をしているのでしょうか. この前スーツ貸してくれてありがとね. この試合は結局負けてしまいましたが, この日は今でも鮮明に思い出せるくらい楽しい試合でした.

~4年目~

4年目から研究室が始まり, コアタイムが10:00~17:00の研究室に配属されてしまいました. さすがに最後の年だから部活に専念したいと思い, 研究室の方々からの視線も気にせず, 部活がある日は15:30には帰宅して部活にいっていました. 4年目でも安定に部活に参加したい人は, コアタイムのない研究室を選びましょうね. 

4年目は最高学年となり, 1番楽しくプレーできた1年だったと思います.
なんだかんだ1~3年でIリーグに結構長い時間出させてもらいましたが, 4年になってやっとゴールを決められるようになり, 勝てる試合も増えて, 学生リーグもほんっとうに短い時間でしたが, 八戸学院に勝利する瞬間をピッチで味わうことができ, 良い経験をさせてもらいました. 残念ながら, 夏は院試を0から勉強しないといけないということで, 1ヶ月ほど休まざるを得ませんでした. そして院試休みから復帰して2週間ほどで, 膝を怪我してしまい, シーズン中に完治する見込みがなく9月で実質引退しました. 4年目は割と順調に来ていたので, サッカーが楽しくなくて休部した自分が嘘みたいに悔しかったです, そのくらい4年目は楽しくて充実していました. 後期の学生リーグ, Iリーグはほとんどの試合見に行きましたが, どの試合もレベルが高く, すごく上から目線になってしまいますが, 素直にみんな成長していてすごいなと試合ごとに感じました. 最後の試合で, 結果は負けてしまって4年生たちが涙を流しているのをみてグッとくるものがありました. 後輩の中にも泣いている人もいて, 先輩思いの後輩に囲まれていい代だなとつくづく感じました.

さいごに

遺言ブログを書くとなってから, サッカー部のグループを1年生のときまで遡って, 試合の写真やサッカーノート, AB分けなど見ていろいろと思い出に浸っていました.
自分がメンバー分けに入っていない時期もこんなに多かったのだと思うくらい休んでいて, 改めて自分には継続力がないと実感すると同時に, 時には"やめたい"と言いつつも, 4年間続けた同期はとても尊敬しています. ほとんどの人にとっては4年間部活をやりきることは”当たり前”だと思いますが, やはり結果が求められるスポーツなので, うまくいかないとやめたくなる気持ちもでてくるかと思います. (こんなこといったら怒られそうですが) そういうときは, 休部をしていったんサッカーから離れた生活を送るのも良いかもしれません. 学友会蹴球部に入るほどサッカーが好きな皆なら, そう簡単にサッカーが嫌いになることはないでしょうし, 同期の活躍を見て, きっとまたサッカーしたいと情熱もわいてくるはずです.
僕自身, 休部したことはいまではあんまり後悔していませんし, 学友会蹴球部のおかげで充実した4年間を過ごすことができたと思っています.
ほんとうにありがとうございました.

最後に各方面へ感謝を伝えます.

4年生へ
とてもお世話になりました. 休部しても見捨てず, 飲み会や旅行に誘い続けてくれてありがとう. 最後まで一緒にサッカーできてよかったです. サッカーでお互いに言い合えるところ, 全員で仲良く旅行にいくところ, みんなやさしいところ, などなど好きなところは尽きません. 全員が社会人になり, 家族を持ってもこういった関係は続けていきたいです. みんなこれからもよろしくね.

後輩へ
僕はBチームにいる時間も多く, 後輩のみなさんと話すことが多かったと思います. お世辞かもしれませんが, 僕のプレーが好きといってくれる後輩や, 一緒に試合でてみたいと言ってくれた後輩もいてとてもうれしかったです. あと1年以上サッカーをやる環境があるのは正直うらやましいです. 1年もあれば, 成長して活躍の場をかえることができると思うので, 「明日やろうはバカやろう」の精神で毎日後悔しない選択をしてほしいです.
みなさん期待しています. 頑張ってください.

両親へ
15年間サッカーを続けさせてくれてありがとうございました. 今まで大きい結果は出せませんでしたが, サッカーを通じて心も体も成長できたと思います. 普段なかなかしゃべらないし, 感謝とか伝えたりしていなかったので, この場を借りて伝えたいです. ありがとうございます. これからは親孝行したいと思っているので, 期待していてください.

これで僕の遺言ブログは終わります.
学友会蹴球部を通じて, 出会った皆さんには本当に感謝しています.
ありがとうございました.

今後の東北大学学友会蹴球部の活躍と発展を期待しています.

工学部化学バイオ学科4年 川邊 瑠正


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