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Interview #6 分析班編

皆さんこんにちは。

工学部機械知能航空工学科4年の廣瀬海音です。最近寒いですね。梅雨と夏の順番が逆になったような気分です。さて、班活動紹介第2回目、分析班について紹介してくれるのはこの方!

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3年目のシーズンで10番を引き継ぎ、副主将を経て4年目を迎えたチームの核、分析班・班長 向川大成 です!

※以下、廣瀬→廣、向川→向と表記

廣:班紹介インタビュー第2弾ということで、向川大成さんに来てもらいました!まずは自己紹介をお願いします。

向:工学部機械知能航空工学科4年向川大成です。好きな戦術用語はサリーダデバロンです。よろしくお願いします。

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質問1:「分析班ってなにやってるの?」

廣:まずは分析班の役割や活動内容を簡単に教えてください。

向:学生主体のチームということで戦術面で少しでもチームのサポートをできればという思いで活動しています。主な活動としては自チームや相手チームの分析を行っています。

廣:なるほど。対戦相手や自分らの過去の試合のビデオを見ることが分析のベースとなっているんですね。それらの活動をしていく上で大切にしていることはありますか?

向:部員に何かを伝えるときは実際のプレーの動画と一緒に伝えることは大事だと思っています。文章だけで伝えると伝えたいことがうまく伝えられないことが多々あります。また、戦術ボードなどを使うこともできますが、それでも戦術ボードと実際のプレーの動画とは縮尺の違いなどによってイメージに差が出てしまいます。説明する時に同じイメージを持たせることで、より正確に伝えることがとても重要だと考えています。

廣:たしかに、どれだけ良い分析をしてもチームに共有できないと意味がないですよね。プレゼン力も鍛えられそうですね!

ミーティングでのプレゼンの様子

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質問2 「力を入れている取り組み」

廣:特に力を入れている取り組みはありますか?

向:まず、基本的な活動でいうと自分たちの試合の振り返りとして自チームの分析、相手の分析には力を入れています。スプライザというアプリケーションで動画にタグをつけたりコメントをしたりすることができるのでそれを使ってよかったところや改善すべきところを振り返っています。

廣:スプライザは導入して試合を見やすくなったのはすごく良いんですが、まだ使い方が定まってないのが課題ですよね...

実際のタグ付けの様子

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向:新しいことでいうと、戦術について部員に紹介する取り組みも始めました。サッカーの戦術が重要視されている時代において、その戦術が直接生かされなくてもそれらを知ることで自分たちのサッカーに還元できるのではないかと考えました。また、この活動を通して部員が戦術に興味を持ち、戦術を自分で調べたり、サッカーの試合を見る時に視点を変えてみたりするようになればより良いものになるのではないかと思っています。

廣:フットサル戦術をサッカーの2~3人の戦術に取り入れる提案は特に新鮮さがあって面白かったですね!


質問3 「今後の展望」

廣:今シーズンも残すところ4ヶ月となりましたが、今後の展望としてはどのようなものを持っていますか?

向:まず、先にも話に出たアプリの有効な使い方を見つけていくことは大切だと思っています。ここに関しては毎年試行錯誤しているところで、今後ずっと継続して使っていけるものを見つけることは目標の一つです。

向:また、部員の戦術理解度を上げることに関しては、かなりレベルの高い目標ではありますが、最終的に練習や試合中に戦術的な声がけがもっと多くなればと思っています。戦術的な面で選手同士で同じ意識を持ってプレーできればよりよい戦い方ができると思います。個人的には、試合で戦術的に優位に戦えていると実感できれば、一段階レベルの高いところでサッカーを楽しめるのではないかと思います。これはかなり難しいことだとは思いますが。

廣:なるほど。さらなるレベルアップへの道がチーム全体での戦術理解度の向上によって拓けそうな気がしてきました!

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質問4 「見てくれた方へのメッセージ」

廣:最後に、新1年生と記事を読んでくれている人に向けてメッセージをお願いします。

向:高校では私も含め戦術にフォーカスしていたチームは少なかったと思います。高校サッカーはいい意味で熱く気持ちで戦うサッカーが根付いていると思います。しかし、大学サッカーではそれに戦術もプラスして楽しむことができると思います。また、学生主体のチームなので部員の意見が取り入れやすい風通しのよいことも特徴です。新一年生の皆さん、一緒に活動できることをサッカー部、分析班でお待ちしております。
また、見ている皆さんには楽しいサッカーを、少しでも多くの勝利を見せられるように分析班は今後もサッカー部の一班として頑張っていきますので、サッカー部、分析班の活動を応援していただければ幸いです!

廣:以上、分析班長、向川へのインタビューでした!


あとがき

今回は今年入部した1年生や東北大学を目指している高校生を主なターゲットとした、分析班の取り組み紹介のインタビューでした。約3年前にアプリを導入したところから分析活動が始まり今に至りますが、分析力の向上は東北大学サッカー部の近年の躍進の2大要因の一つだと感じます。(もう一つは人工芝の敷設です。試合で使えないのが残念でなりません。)東北大学サッカー部は他大学に比べ毎年入部する部員のレベルによって戦力が大きく変わってしまいます。しかし分析体制の充実とそれを活かすノウハウを蓄積することで個人のレベルに左右されない部分で力を積み上げていけると思ってます。

今回は分析の細かい手法や分析をどうやってチームの戦術に落とし込んでいくかなど細かい部分には踏み込んで行けませんでしたが、いずれ紹介できればと思います。それでは次回もお楽しみに!


取材に協力してくれた向川選手、ありがとうございました!

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