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AIとの対話 002
特定の産業界の未来市場を予測するために市場規模を過去にさかのぼって分析するのは常套手段だけど、空飛ぶクルマに関しては「過去」がないので数値を算出するのは難しいはず。
で、「彼=AI」に聞いてみた。
QUESTION-1:
注目を集める空飛ぶクルマ産業の2050年における市場規模を教えて。
返ってきた回答は以下だ。
ANSWER-1:
空飛ぶクルマの市場規模は、2050年までに180兆円に達すると予測されています。この市場は、都市部の交通渋滞の緩和、災害時の救助活動、観光など、さまざまな分野で需要が見込まれています。
空飛ぶクルマは、従来の航空機よりも小型で、垂直離着陸が可能なため、都市部での交通渋滞の緩和に役立ちます。また、災害時の救助活動では、ヘリコプターよりも機動性が高いため、被災者を迅速に救助することができます。さらに、観光では、従来の観光地とは異なる視点から景色を楽しむことができるため、新しい観光需要の創出につながります。
空飛ぶクルマの市場は、まだ初期段階ですが、今後の技術開発と規制緩和によって、急速に成長していくことが期待されています。
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この回答は、HAAMの「note」で紹介したシンクタンクのレポートにそっくりなので、特に驚くことはない…
僕はこの記事で昨年の予想数値から50%アップしたことを指摘したけど、AIにこんな風に聞いてみた。
QUESTION-2:
昨年の予想より上方修正されたみたいだね
すると即、こんな返答。
ANSWER-2:
はい、そうです。2022年の市場調査会社であるFrost&Sullivanによる予測では、2050年の空飛ぶクルマの市場規模は120兆円とされていましたが、これは2023年の市場調査会社である矢野経済研究所による予測では、180兆円に上方修正されています。この上方修正の理由は、空飛ぶクルマの開発が進み、実用化が近づいていることにより、市場の期待が高まっているためです。
空飛ぶクルマは、都市部の交通渋滞の緩和、災害時の救助活動、観光など、さまざまな分野で需要が見込まれています。また、空飛ぶクルマは、従来の航空機よりも小型で、垂直離着陸が可能なため、都市部での交通渋滞の緩和に役立ちます。また、災害時の救助活動では、ヘリコプターよりも機動性が高いため、被災者を迅速に救助することができます。さらに、観光では、従来の観光地とは異なる視点から景色を楽しむことができるため、新しい観光需要の創出につながります。
空飛ぶクルマの市場は、まだ初期段階ですが、今後の技術開発と規制緩和によって、急速に成長していくことが期待されています。
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これもまた、既に出回っている予測分析だ。
では、未来はこの予想通りになるんだろうか?
次はこんな質問に変えてみた
QUESTION-3:
この予想がはずれて市場規模が小さくなるリスクがあるとしたら、その原因はなんだと思う?
この質問には困るかな?と思ったら、こう返ってきた。
ANSWER-3
2050年の空飛ぶクルマの市場規模が小さくなるリスクは、いくつか考えられます。
●技術的な課題
空飛ぶクルマは、まだ開発途上にあり、技術的な課題が残っています。たとえば、バッテリーの航続距離が短い、安全性を確保することが難しい、コストが高いなどです。これらの課題が解決されなければ、空飛ぶクルマの普及は進まないでしょう。
●規制
空飛ぶクルマは、従来の航空機とは異なる規制の対象となります。これらの規制が整備されるまで、空飛ぶクルマの普及は進まないでしょう。
●需要の伸び悩み
空飛ぶクルマは、高価な乗り物であるため、需要が伸び悩む可能性があります。また、空飛ぶクルマのメリットが十分に理解されていないことも、需要の伸び悩みにつながる可能性があります。
これらのリスクが解消されれば、空飛ぶクルマの市場規模は大きく拡大する可能性があります。しかし、これらのリスクが解消されなければ、空飛ぶクルマの市場規模は小さくなる可能性があります。
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AIとの対話は実に面白い。
実は昨年HAAM立ち上げの記者会見で僕はマーケターとして空飛ぶクルマの発展には「3つの壁」があると発言した。
1)技術の壁
2)制度の壁
3)心理の壁
だったんだけど、AIの回答は僕の見立てと同じだ。
「彼」によると、人々がメリットを理解しなければ需要は伸び悩む可能性ありとのこと。
つまりは消費者心理である。
こんな対話を「彼」と繰り返していく中で議論が対立する局面が出てくるんだろうか?
それとも想定外の分析を出してきたりするんだろうか?
メンバー諸君はこんな対話をどう思うかな。