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HAAM注目!空飛ぶクルマ最新ニュースまとめ【1〜2月】

HYOGO空飛ぶクルマ研究室【HAAM】では毎月、「空飛ぶクルマ」の最新情報をピックアップし、国内と海外に分けてお届けします。

先月のNEWS ▶︎

今月は国産メーカーSky Drive社の新たな動きと米国、スペインにおける取り組みニュースが届きました。

空飛ぶクルマ産業は次第に世界各地で活性化しているようです。


【国内ニュース】

1.SkyDrive、インドのJetSetGoから50機のプレオーダーを受注(1/28)

株式会社SkyDriveは、インドのプライベートジェット運航会社JetSetGoから50機の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」のプレオーダーを受注したと発表しました。


2.SkyDriveとJR東日本、小岩井農場の新ホテルで空飛ぶクルマの移動体験を検討開始(2/4)

株式会社SkyDriveと東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、小岩井農場の新ホテルにおいて、空飛ぶクルマを活用した移動体験の提供に向けた検討を開始したと発表しました。

【海外ニュース】

3.Alef Aeronautics、電動飛行車の初飛行映像を公開(2/21)

米国のAlef Aeronauticsは、電動飛行車の初飛行映像を公開しました。この車両は道路走行と垂直離陸が可能で、カリフォルニア州での試験飛行に成功しました。

4.スペイン、2030年までに有人飛行タクシーの導入を目指す(2/23)

スペインでは、有人の飛行タクシーが2030年までに導入される可能性があると報じられました。無人モデルの導入は2035年以降と予想されており、インフラ整備や規制の整備が進められています。


=NEWSの深掘り=

世界各国から空飛ぶクルマに関するニュースが集まるようになりましたが、現時点で世界でどの程度のメーカーが存在し、最終的にはどの程度の数になるのでしょう?

2024年4月時点の垂直離着陸学会(VFS)の報告によれば、既に世界で1,000件以上のコンセプト・デザインが存在しているようです。

https://wisdom.nec.com/ja/series/koike/2024080601/index.html?utm_source=chatgpt.com

とはいえ、航空業界はボーイングとエアバスの実質2強体制で、小型機分野が数社という状況。自動車業界を見ても世界には数100社あると言われながら、実際に名前が出てくるのは20社程度のようです。

eVTOLの市場も現在は乱立状態ながら最終的には淘汰されるはずなので、その予測ポイントをまとめます。

規制と認証のハードル

●各国の航空当局(FAA、EASA、国交省など)の安全基準をクリアできるかどうかが、参入企業の生死を分ける。
●認証を取得できない企業は市場から撤退。

市場の成長速度とインフラ整備

●空飛ぶクルマの市場規模は拡大するが、インフラ(発着場、電力供給、都市計画)の整備には時間がかかる。
●需要が急拡大する前に資金が尽きる企業が出てくる。

既存大手の参入

● スタートアップ企業は大手に吸収されるか撤退する傾向あり。
●トヨタ(Joby Aviation出資)、エアバス(CityAirbus)、ボーイング(Wisk)、ホンダ、Hyundai、GMなど本格参入進む。
●既存航空機メーカー、自動車メーカーが技術・資本力を活かして勝ち残る可能性大。

【まとめ】
先月はドイツeVTOL企業に破産に触れましたが、空飛ぶクルマ業界では既に淘汰の動きが始まっているという見方もできます。
・スタートアップ企業の資金難によるプロジェクト中止。
・大手企業による買収や合併
の動きが重なって市場の再編が加速していくはずです。

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