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観光甲子園「空飛ぶクルマ」部門に53校(94チーム)がエントリー。決勝進出5チームの企画をご紹介します!

こんにちは!HYOGO 空飛ぶクルマ研究室【HAAM】(以下、HAAM)です。

全国の高校生がSDGs 思考で観光事業企画を競うコンテスト「観光甲子園」にて、今年は新たに「空飛ぶクルマ」部門が登場。

「空飛ぶクルマの実用化に向けて観光分野における事業アイデアを計画」することをテーマに、地元への観光誘客や地域課題の解決策を探究していただきました。

空飛ぶクルマ部門の予選には、53校(94チーム)が参加。HAAMのスタッフが審査員を務めた予選、準決勝を経て、2023年2月5日(日)決勝大会(オンライン)に向けて、5チームが選ばれました

今回の記事では、決勝進出を決めた5チームをご紹介します。

観光甲子園「空飛ぶクルマ」部門について:https://www.nexttourism-contest.jp/home/aam2022/

空飛ぶクルマ部門で決勝進出が決定した、5チームの企画をご紹介します!

※チームの紹介順は北から都道府県順です。
結果発表:https://www.nexttourism-contest.jp/

エントリーNo.1:茨城県北部を盛り上げる会(茨城県立太田第一高等学校)

 ▼企画タイトル
茨城県北部の課題を空から解消!〜効率のいい観光システムを作り、ローカル線を廃線危機から救う〜

▼企画概要
茨城の県北地域は豊かな自然や温泉などに恵まれていますが、山が多く、観光地間の移動に時間がかかってしまうという課題があります。また、ローカル線は過疎化の影響で廃線の危機に直面しています。

そこで本チームは、ローカル線の駅に空飛ぶクルマの拠点を組み合わせることで、観光地間の移動の利便性と観光地としての魅力を高めたいと考えました。鉄道と空飛ぶクルマを組み合わせることで、市街地は鉄道、山間地は空飛ぶクルマ、という使い分けができ、安全性を確保しながら快適な移動の実現を目指します。「『美しい空の町』と称される常陸太田市の空から山と海を楽しんでいただき、自然や環境についても考える機会を創出したい」と考えています。

エントリーNo.2:NEXUS(三重県立宇治山田商業高等学校) 

▼企画タイトル
MY HOME TOWN〜To a beloved and beloved local〜

▼企画概要
伊勢志摩には、多くの離島があり、観光に大切な「過ごしやすい気候」「豊かな自然」「歴史ある文化」「おいしい食事」の4つの要素がそろっています。

しかし、現在は交通が不便なため観光の魅力が充分に発揮されていません。本チームでは、空飛ぶ車を使うことで、今までアクセスしにくかった離島や観光地へ簡単にいくことができるようになり、船や電車の時間を気にせずにニーズに合った旅行ができるようになると考えました。移動の選択肢が増えることで、伊勢神宮周辺に集中していた観光客を分散することもでき、オーバーツーリズムの対策にも効果的が見込めます。

また、移動手段だけではなく、地域の強みである第一次産業である漁業の「体験」を提供することで、地域の魅力を生かした街づくりを目指します。

エントリーNo.3:チーム鳥羽(鳥羽商船高等専門学校) 

▼企画タイトル
世界に一つだけの海鮮丼〜空飛ぶ車を使った三重県内の様々な産地の海鮮の収穫や調理を体験〜

▼企画概要
三重県には豊かな自然と美味しい海鮮がありますが、新幹線が止まる駅も空港もないため、誘客に苦戦しています。さらに、三重県は南北に長く180キロの距離があるため、県内の移動にも時間を要します。

また、特産である海鮮をただ食べてもらうだけではなく、見学・体験してもらえるような観光コンテンツが不足しています。

そのような状況を踏まえ、本チームでは空飛ぶ車を利用して、主に富裕層向けに「世界で一つだけの海鮮丼を作る!」体験プログラムを考案。三重県の地域ごとに特色ある漁獲を体験し、自分だけの旬の海鮮丼を食べることが可能です。ただし、季節ごとに取れる漁獲が違うため、これまでに研究室で培ったAIによる漁獲予測に基づいて動的なプランを実現する予定とのことです。

エントリーNo.4:Curators(鳥取県立鳥取西高等学校) 

▼企画タイトル
獅子舞う天×海ミュージアム〜企画展「TOTTORIの大自然を空から食らう」〜

▼企画概要
鳥取には浦富海岸など素晴らしい観光地があるにも関わらず、交通の便や知名度の低さから観光客の呼び込みに苦戦しています。

そこで観光の目玉となる、本チームでは鳥取のユニークな自然を活かした「空飛ぶ博物館」を企画。空中から鳥取砂丘の縄文時代〜現代までの歴史を実際の風景とバーチャル技術で体感できる場所の実現を目指します。

鳥取の祭りで舞う伝説上の動物「麒麟獅子」が誘う空の観光を通して、鳥取県の日本遺産への興味や関心を喚起。地域創造とバリアフリー、エコツーリズムのすべての要素を兼ね備えたプランを考えました。この企画により、雇用創出と関係人口の増加を目指します。

エントリーNo.5:観光班ART(徳島県立池田高等学校) 

▼企画タイトル
観光新時代!天(ソラ)の民と空(ソラ)の旅!〜古きと新しきから生み出す空飛ぶ秘境めぐり〜

▼企画概要
徳島県の三好市にある山間の集落は標高100m〜900mに点在し、天空の集落とも言われています。住民はソラの人と呼ばれており、この場所では400年以上にわたり受け継がれた傾斜地農耕システム(2018年世界農業遺産登録)を使った農業や茅葺屋根の古民家、昔から続いている民謡、平家の落人伝説など、独自の文化が残っています。

観光地が点在しており、公共交通機関の利便性が高くないエリアですが、本チームが考案した「空飛ぶ観光ツアー」では、空からの視点と地上からの視点の両方を取り入れて、新しい観光体験を実現。空中では雲海・渓谷(ひの字渓谷)の景色を楽しみ、集落に着いたら空飛ぶクルマを降りて直接自然に触れ、ソラの人たちと交流することができます。

2月5日決勝大会開催。オンラインでプレゼンを配信します!

決勝大会は、オンラインにて2023年2月5日(日)に開催されます。

当日は、各チームが300秒のプレゼン動画による発表を行い、グランプリ1チーム、準グランプリ1チームが決定します。

決勝進出チームの空飛ぶクルマを活用した企画にワクワクした気持ちになった方も多いはず。大会本番では熱い思いを持った高校生が描く未来のアイデアをより深く聞くことができます。

決勝大会は、下記YouTubeアカウントにて配信予定です。
https://gesso.jp/tourism-koshien-2022.html

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