古民家のセルフリノベに失敗した話(2)
最近流行りのセルフリノベーション(以下、セルフリノベ)に失敗した話を前回書いた。
これを読んでくださった方から、続編待ってます!との声をいただいたので、遅くなったけど今日は第2回を書こうと思う。
大丈夫?壊す前によく考えよう
僕が買った古民家は一見すると古風なつくり。だけど途中で安易なリフォームがくり返されたのか、床や天井が妙に現代風だったり、味気ない様相を呈していた。
この雰囲気がどうしても嫌だったので、スケルトンにして自分好みの空間をつくろうと、最初の工程は解体からスタートした。
まず取りかかったのはトイレ。昔ながらの汲み取り式(いわゆるボットン便所)で、大と小で部屋が分かれている男尊女卑が色濃いつくり。このままだと臭いも気になるし、見た目も今ひとつなので間仕切りも含めて大胆に撤去したのであった。
その後も天井を抜いて梁をむき出しにしたり、壁を一面ぶち抜いて開放感を味わったり、改装後のステキ空間を夢見ながら解体に励む日が続いた。しかし途中で気が付いたのだ。これ、いつになったら住めるようになるのかと。。
前回も書いたけど、この古民家は片道2時間の場所にあって、移動だけでヘトヘトになるロケーション。体力やガソリンの消費を抑えながら効率的にセルフリノベしていくためには、泊まり込みで作業できる環境をまず整えなければならなかったのだ。
「一気にスケルトンまで解体して、一から作り込んでいく」という手順は、スピード感を持って実行できるプロのやり方であって、仕事の合間や週末にしか作業できない素人が絶対真似してはいけなかった。。。
意気揚々と壊す前に、良く考えなければいけない。
本当に壊して大丈夫なのか?
まわり道のようでも、まずは寝泊まりできる仮設の生活スペースを確保して、その後じっくりDIYにいそしむべきだった...と遅まきながらセルフリノベの難しさを実感するのでありました。
ということで、セルフリノベの教訓その2、
次回(その3)に続く予定です。
▼新たに始めたセルフリノベはこちら。