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古民家のセルフリノベに失敗した話(1)

このごろ流行りのセルフリノベーション(以下セルフリノベ)だけど、成功談ばかり目にして、失敗談を聞くことが少ない。プラスの面しか知らないと、失敗した時の代償が大きいので、あとに続くひとのために今回は僕自身が「セルフリノベで失敗した話」を書こうと思う。

家は安さで選んではダメ

セルフリノベに失敗した原因はいくつかあるんだけど、ひとつ目は「家を買う」段階での失敗。

「家を買うなんてリスクが高すぎる!」と考えてるひとは、以前の記事を参照ください。

まず何を失敗したかというと、買った家の場所だ。つまり自宅から遠すぎたのだ。

僕はその当時、割と都会(福岡市内)に住んでいたんだけど、安い家を手に入れるためできるだけ辺境の地で家探しをすることになった。

2年くらい探し続けてようやく見つけた家は、後ろが山、前に田んぼ、家の前には小川が流れる、これぞ田舎暮らしという古民家。そして破格の値段を前にして何のためらいもなく家を買うことになった。

移動はコスト

家を手に入れた当初は期待と希望に満ちあふれ、気持ちがたかぶっていた。

「よし、これからDIYで家を直して素敵な家にしていくぞー!
半年後には住めるようになるといいなー。
片道2時間は遠いけど、コツコツやってればそのうち終わりが見えてくるはず!
住めるようになったら二拠点居住を始めるんだー。」

という、根拠のない自信と楽観的なスケジュールで始めたセルフリノベだったが、きびしい現実を知るのに時間はかからなかった。

毎回の作業のたびに発生する自宅から2時間かけての移動。。作業でヘトヘトに疲れたあと、さらに2時間かけて自宅へ帰る。この行程が、徐々に体と心に疲れをためていくことになった。。

風呂もトイレも使えない、水も出ないし電気もない、つまり、泊まり込みでの作業ができないという条件がハード過ぎた。そして、何より移動に苦しまなくて済む距離だったら、今ごろリノベも終えて豊かなローカルライフを送っていたような気がする。

ということで、セルフリノベの教訓その1、

<教訓1>
自宅から遠い家を選ぶことなかれ(1時間圏内を推奨)

長くなったので、次回(その2)に続きます。


住まいの選択肢を広げるべく、理想の家を探す旅をしています。