技術士二次試験 必須科目、選択科目のポイント

みなさんは、
三谷幸喜の脚本のなかでどの作品が好きですか?

ドラマだったら
古畑任三郎王様のレストラン大河ドラマ…
映画だったら
ラヂオの時間有頂天ホテル…
舞台だったら
笑の大学バッド・ニュース・グッド・タイミング…

私がお勧めしたいのは
わが家の歴史』というスペシャルドラマ

何がすごいって?

観ていると
『あれ?このエピソード…
何でだ?どこかで知ってるぞ?!』

と言う話が出てくるのです。

どこで知ったって?

お教えしましょう。
三谷幸喜氏のエッセイ
オンリー・ミー―私だけを』です。

本書の発売日は1997年。
ドラマの放送は2010年。

およそ13年のときを経て、
このエッセイに描かれていたシーン
(三谷氏の祖父母のエピソード)が
ドラマ化されているのです。

そしてこの面白エピソードを
よく13年も寝かしたもんだ!

という驚き。笑

俺でなきゃ見逃しちゃうね。

ヒムロックの技術士二次試験講座!
今回もスタートです!



必須科目と選択科目。
とりあえずここ数年の問題を見比べてみましょう。
あ、HPからご自分で見てくださいね。





あなたは、気づけますか?



実は

質問の仕方はたいして変わってない

のです。

つまり、書き方のフォーマットは
ある程度、準備できてしまうのです。


あなたは、信じられますか?
(ひぐらしの次回予告風に)

では、まず必須科目から。


【必須科目I】
・テーマ
ざっくりとした社会問題
高齢化、先進安全自動車、SDGs、5G、IoT、
DX、 スマート化、エネルギー問題
、など
一度は聞いたことのあるテーマが挙げられる

・Point
(1)思いつくテーマの課題を4~5つ挙げる
(2)適用できる技術の概要を述べる
(3)将来性課題を挙げる
(4)技術者倫理に該当することを述べる
⇒これは『技術士倫理綱領』に
書かれていることを指す



テーマは、ニュースや新聞でよく見聞きする
社会問題から出されます。

問題の読み取り方と答え方は、
回答例でお見せしたとおりです。

できるだけ簡潔に書きましょう。


つぎは、選択科目です。


【選択科目II-1】
・テーマ
各分野に関する技術の説明

・Point
キーワード集めをどれだけやっているかが重要
何がきても概要特徴
活用例課題を挙げられること
図や表を書けるようにしていること



選択科目II-1では4つの問題があり、
そのうち1つを選んでA4 1枚の論文を作ります。

ここがある意味で1番の鬼門かもしれません。

自分の得意そうな問題を選べばいいのですが、
どれも知識がないとなると
全く書けない可能性が出てきます 。

「ヤッベー、全然わかんねぇ・・・」

と焦りだすと、
このあとの論文作成に多 大な影響が出ます。

ポイントは、
キーワード集め(論文化)
どれだけやっているかです。

100個も作っておけば、
どれかしらヒットします。
私はヒットしました。

ちなみに、
このII-1の論文の出来が悪い=不合格
にはなりません。

選択問題はII-1とII-2両方を併せて
A~C評価(30点満点)が付けられます。
ちなみに、II-2ほうが配分が高いです。

30点満点中の60%、
すなわち18点とればA評価です。
II-1が3/10点でも、II-2で15/20点とればOK!


「II-2で15点も取れないよ…」

と嘆く人は、
選択科目IIIで高い点数を取れれば大丈夫です。

選択科目IIとIIIの合計で
A評価(60点以上)を取れればいい
のです。
これは逆も然りです。

選択科目IIはA評価、
選択科目IIIはB評価(あるいは逆)だけど、
筆記に通過した人は、少なくありません。

どちらでもA評価を取れない人は、
勉強不足だと反省してください。



【選択科目II-2】
・テーマ
~に携わった担当者として何をすべきか

・Point
(1)プロジェクト開始時にやること
  確認することを挙げる
(2)注意点対処策を述べる
(3)関係者とどう纏めるかを述べる



外部教育などでは、講師の技術士の方から
「仕事をちゃんとやっていれば、
この問題は解ける」

とよく言われます。


そんなこと言われても困る。
技術士のクセにきちんと説明できんのか?


そう思ったあなたへのアドバイスは、

専門的要素の知識があるかは聞かれていない。

ということです。

具体的な対象(半導体工場とか病院とか)が
議題に出されます。

が、当然、受験者みんなが
その仕事をしたことをあるわけがない

惑わされず、
普段やっている更新/新設案件で
何を確認して進めているか
をイメージして書くと良いです。

例えば、
既設図面を一式揃える
図面と現物が一致するか調査する
確認し切れない箇所のリスクを考える
将来性を考えて余白を作る
(予備ビットや電源容量など)
非常時のアラームやバックアップを用意する

などなど。
分野は違えど、会社は違えど、
みんなに共通する考え方がありますよね?

本問題II-2を解くカギがそこにあります。

ここで聞かれていることは、
知識よりむしろ経験値

講師の方が言いたいのはそういう意味だと、
個人的には考えます。


【選択科目Ⅲ】
・テーマ
必須科目の問題が
『担当者』の立場になったものと考える

・Point
(1)思いつくテーマの課題を4~5つ挙げる
(2)適用できる技術の概要を複数4~5つ述べる
(開発中、適用前のものでもOK)
(3)解決策に共通するリスクと対策を述べる
⇒大抵はコスト増や情報漏洩などが該当する



必須問題でA評価を取れる方、
選択科目Iに向けてあらゆるテーマのストックを
蓄えてきた方にとって、
もはや選択科目IIIは難しいものではありません。

学んできたことをフル活用して、
図や表を入れながら纏めていきましょう。

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