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コンテストにビーズ編みを応募した話②
その知らせは、日曜日の早朝にありました。普段は殆どならない携帯電話が鳴り出てみると、コンテストの事務局から、内容は「銀色の庭」が金賞 厚生労働大臣奨励賞 を受賞したという連絡でした。
惜しくも大賞は逃しましたが全体でも2番目。1年ほど前まで、文字すら書けなくなっていた自分にとってはこれ以上ないくらいの進歩が小さな世間に認められた気がしました。
銀色の庭はアイリッシュクロッシェというアイルランドのかぎ針のレースの技法にビーズ編みを組み合わせたもので、金属で複雑なレースが出来上がっているような印象を与える作品です。
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気せずしていろんな東京近辺の方が展示されている東京都美術館に見に行ってくださり、久々に連絡を取り合えることになりました。
3ヶ月経った頃、表彰式出席のために東京に行きました。
元々住んでいたこともありますが、久々の大規模な外出でした。
元々、服飾系の専門学校に通っていたのですが、コンテスト応募は課題で義務付けられていたので受賞歴はあったのですが、それから20年ほど経って再び賞を受賞するなんて考えてもいませんでした。
一つ勇気を出して、
応募
してみたこと、色々ありましたがいい方向に進みました。
そして自身は無くなっていましたが、少しは回復していることを実感した出来事でした。