オンラインコミュニケーションを研究するおたま研の1周年記念イベント「おたま研フェス」の参加者募集
ウェブ会議を見える化する Hylable
ウェブ会議ツールは何度も使われたと思いますが、会議でどう振る舞ったか振り返った経験はありますか?
Hylable とは「誰がどれぐらい話したか?」「誰と誰のやり取りが多いか?」といった、会話のやり取りや量をリアルタイムで見える化する新しいオンラインコミュニケーションツールです。学校のオンライン授業や、企業の研修などで、話し合いの振り返りや改善に使われています。
おたまじゃくし研究所 (おたま研) とは、チームビルディング・ファシリテーション・データ分析などに知見を持つ研究員が集まりコミュニケーションを研究している研究所です。Hylable のこれまでに無い新しい使い方を実験しながら、ハーモニーのあるコミュニケーションの実現を目指しています。
おたま研を始めて1年経つので記念に何かしたい!
おたま研では、毎月ミーティングを行い、オンラインのコミュニケーションに関する様々な実験を行い、 note に公開してきました。たとえば、こんな実験をやりました。
・目標パターンを決めて話す実験 主役を決める (前半 後半)
・目標パターンを決めて話す実験 バランスよく話す (記事)
・オンライン飲み会実験(分析記事 学会発表報告)
・バランスゲーム実験
・ロバート議事法実験
・雑談実験
設立1周年になるので、せっかくだからなんかやろう!ということで、
オンラインイベントおたま研フェスを開催することにしました。
毎月夜な夜なみんなで集まって議論したり実験したりするのは、それ自体がとても楽しいので、そんな楽しさを共有できたらいいなと思っています。
いつやるの?
以下のとおり開催します。
日時 2021年9月2日 (木) 18:30 - 21:00
場所 オンライン (Zoom + Hylable)
参加方法 Peatix (http://ptix.at/FJIRq1)
募集人数 30人
参加料金 無料
人数がちょっと少ないのは、ただ配信するだけではなくて、参加した方々と話し合いの実験がしたいからです。あまりに参加者が多いと実験準備が大変なのです。(でも、もしたくさん参加があればなんとかします!)
何やるの?
リアルタイムで見える化するウェブ会議システム Hylable を使って、話し合い実験を視聴し、実験を体験していただきます。
前半 座談会実験(視聴パート)
まずは、これまでのおたま研で行ってきた実験について、所長と研究員で振り返る座談会実験を行います。この座談会は Hylable を使って分析します。
次に、 Hylable のデータを使って所長と研究員この座談会を振り返ります。
参加者のみなさんは、ここでは座談会と分析を視聴していただきます。
後半 発話バランス実験(体験パート)
参加者のみなさんにグループに分かれてもらい、前半の感想について Hylable を使って話し合いをしていただきます。
ここでは「全員の話す時間が同じになるように話す」チーム対抗ゲーム形式で実験を行います。グラフは隠すので「感想について話す」「発話バランスもとる」の「両方」をやることになります。タイマーは無しです。
実験後は、発話バランスが良かった勝利チームを発表します。その後、Zoom のブレイクアウトルームでグループごとにデータを使って振り返りを行っていただき、最後に全体で振り返りを行って後半パート終了です。
参加するには?
申込みの前に、以下の5つができることを確認してください。
1. PC で参加できる
Hylable のスマホアプリはまだないので、 PC で参加できる必要があります。また、ウェブ会議自体ができないほどセキュリティが厳しいと参加できないので、ご注意ください。事前テストができるようにするので、ご協力お願いします。
2. モダンブラウザが使える
最新バージョンのブラウザが使えることが必要です。 Google Chrome、Safari、新しい Edge などです。Google Chrome がおすすめです。
3. 音声を録音することに同意できる
今回のイベントや皆さんの話し合いは今後の研究のために録音・録画をします。それに同意していただける方がご参加ください。
4. グループワークに参加できる
後半はグループになって実験をしてもらう予定なので、これに参加できる必要があります。
5. 最初から最後まで参加できる
おたま研フェスでは、みんなでわいわい実験をやるので、ぜひ最初から最後まで参加していただきたいです。
そして、今後は一緒に実験を行うコミュニティを作りたいと考えているので、そういった活動に興味がある方は特に歓迎します!
まとめ
結局何をやるのかイメージできませんでしたね?それで大丈夫です。話し合い見える化は、体験するまで分からないものなのです。
でも、自分の話し合いの見える化データを見ると、それだけで学びにもなり、実はとても楽しいのです。おたま研フェスに飛び込んでいただいて、ぜひそんな楽しさを共有したいなと思っています。
参加はこちらから。
執筆:おたまじゃくし研究所 所長 水本武志
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