シンガポール旅行に関するキコウ文・前乗りから到着まで、編
はじめにことわっておきたいが、
ここから数回にわたって書く内容は、
あくまで個人的な内省である。
同行した皆さん(いや、むしろ旅の主体はみなさんであって自分は帯同させていただいたにすぎないのだが)の考えに関して言及するものではもちろんないし、
そう捉えられてしまうような事態にならないよう、
多人数での旅ではあったが、
あたかも1人旅であったかのような視点で記述させてもらう。
「いやお前のnoteなんて誰も読んでねーんだから前置きいらねーよ」
みたいな声が脳内にある社会から聞こえてきたが、
この文章を書くに当たっては、
こうした細々とした前置き、説明、調整、もしくは言い訳にこそ、
思考と言葉のウェイトを置きたいのだ。
なぜなら、説明と調整こそ、行動する/しないに際してもっとも基本的な要素である、というのがこの旅で得られた最大の教訓だからだ(先に言っちゃった)。
ちなみにここまでお読みになって
「なんか文体固いな」とお思いの方、正解です。
ごく個人的な内容を書こうとした時に、
自由な文体で書くと感情が暴走して叙述の域を超えてしまう恐れがあるので、
あえて難しい言葉を使ったり、固い言い回しをしたりしています。
というわけで前置き、もとい言い訳は終わり。
さて、前置きが長くなったが(マジで長くなったな)、
要するに先月末に行ったシンガポール旅行について、
振り返り、まとめたいのである。
とすれば必然的にその話は、
いわゆる「前乗り」を行って、
成田空港周辺に宿泊した0日目のところから始めなければならなくなる。
ホテルの部屋に入ると、
ひとまず部屋中の電気をつけたり、
トイレを無意味に流してみたり、
テレビをつけてみたりしたくなるタチである。
今回も御多分に洩れず到着してすぐテレビをつけた折、
ちょうど中山記念の中継が放送されていた。
旅の景気付けに、とばかりに13番・ソールオリエンスに賭けたわけだが、
8番・マテンロウスカイの快走によって、
この旅はマイナス200円からのスタートとなったわけである。
いま考えれば、
そうした高揚感から生まれる行動は大抵地に足がついていないのだ、
という壮大な伏線を暗示していたようにも思える。
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