後悔を成長に変える方法:私のパーソナルジャーニー
皆さん、こんにちは。Hyko/ヒコです。
誰もが過去の決定や行動について、一度や二度後悔を感じたことがあるかと思います。
今カノの誕生日を元カノの誕生日と間違えたとか。
仲のいい友達にヒドイことを言ってしまったとか。
大事な商談に寝坊したとか。
何かしら後悔を経験してきているのではないでしょうか。
いずれにせよ後悔という感情は、逃げたくても逃げられない存在です。
皆さんはその後悔とどうやって向き合っていますか?
後悔とは過去の出来事ですよね。
つまり起きてしまったことは変えることができません。
僕は、後悔することは悪いと思っていません。
悪いのは後悔するだけで終わることだと思っているんです。
後悔の感情とどう向き合うか、その対処法が私たちの現在と未来を決定します。
そこで今回は「後悔との向き合い方」について、皆さんと一緒に考察してみたいと思います。
まずは、後悔について再度考えてみましょう。
後悔とは?
人間は過去を振り返って後悔することが多いようです。
僕たちは人生を振り返ると、「あの時こう行動をしておけば……」と、過去を引きずることが多くあります。「もし〇〇だったら」という話が頭の中で繰り返し浮かんできます。
Quoraに掲載された後悔に関する質問ではQuoraユーザーから以下のような回答が見られました。
「メロドラマのように聞こえるかもしれませんが、どれだけ幸せであろうと、わたしぐらいの年齢になれば後悔は数え切れないほどあります」(Gary Teal)
人間の後悔は2種類ある
後悔の感情は大きく分けて「行動したこと」に対する後悔と「行動しなかったこと」に対する後悔の2つに分類できます。
行動したことに対する後悔:
これは、私たちが取った何らかの行動や決定が期待した結果にならなかった、または悪影響をもたらしたときに感じる後悔です。
例えば、不要な物を買ってしまった、あるいは思わぬ誤解を生むような言葉を発した際の後悔などです。
行動しなかったことに対する後悔:
これは、チャンスや機会を逃したとき、または行動を起こすべきだったと思う瞬間に何も行わなかった際に感じる後悔です。
例えば、言葉をかけるべきだった人に何も言わなかった、または自分の意見を表現するチャンスを逃したなどです。
この2つの違いは、基本的に心理的なものだと言われています。
なぜなら、同じ後悔をいずれかの方法で表現できるからです。
例えば、海外留学の後悔を以下の2通りで表すことができます。
行動を起こしたことを後悔する場合は『海外留学をしなければよかった』
また行動を起こさなかった場合は『海外留学を断念しなければよかった』。
どちらも実質的には同じことなのですが、行動を起こさなかったことに対する後悔の念は、行動を起こしたことに対する後悔よりも、より強いと言われています。
そして、行動を起こさなかったことに対する後悔の念は、長く続く傾向にあるようです。
では、そんな後悔と僕たちはどのように向き合っていけばよいのでしょうか?
次は僕の経験談も踏まえて考えていきます。
後悔と向き合い方
後悔と向き合い、それを上手く対処するためのフレームワークは様々なものがあります。
ここでは一般的なアプローチをいくつかご紹介します。
1 - 自己認識:
まず最初に自己認識が必要です。何に対して後悔しているのか、その原因は何なのかを理解しましょう。これはあなたが自分自身の感情と行動を深く理解することを助けます。
2 - 受け入れ:
次に、後悔を受け入れることが重要です。過去の行動は変更できませんが、後悔の感情を認め、そこから学ぶことができます。
3 - 学び:
後悔から学ぶことが重要です。後悔から学ぶことは、同じミスを繰り返さないため、または未来の決定に対する視点を広げるために有効です。
4 - 行動:
後悔から学んだことを元に具体的な行動をとることが大切です。これは自己改善の過程であり、また後悔の感情を前向きなエネルギーに変えるための重要なステップです。
5 - 自己慈悲:
最後に、自己慈悲が重要です。過去の行動に対する自己批判を避け、自分自身に対して優しくあることが大切です。後悔は人間の経験の一部であり、それ自体が成長と学びの一部であることを認識することが重要です。
以上のフレームワークは一般的なガイドラインであり、個人や状況によって対処法は変わる可能性があることに注意してください。
後悔してからが勝負
では、ここからは少し恥ずかしいですが僕の実体験ベースでのお話をしたいと思います。
僕は、中学から大学卒業までの10年間バドミントン部に所属していました。
中学生の時の部活見学をきっかけになんとな〜く楽しそうだなと思い入部を決めたことがきっかけです。
そこからめちゃくちゃ熱心に取り組みました。
[ 10年間の主な戦績 ]
中学 - 県大会シングルス優勝・高校 - 県大会シングルス、ダブルス、団体の3種で優勝 / 国体 ベスト16・大学 - 関西 ベスト8 / 西日本 ベスト 8
10年間のバドミントン生活の中で1つだけ後悔の念が残っています。
それは高校3年時に練習をサボったことです。
部活の顧問の先生に対して反抗心や不信感を抱き始めたことがきっかけでした。
そのサボりが影響してか最後の夏のインターハイ(スポーツやっている人はみな目指す全国大会)では1回戦で敗北。
団体戦でもチームに迷惑をかけてしまい、2回戦で敗北。
大会前の校外練習試合の戦績や、トーナメントのくじ運からは全国でベスト16 もしくは ベスト8になれるような流れでした。
それを僕は練習をサボるということで台無しにしてしまったのです。
何に後悔したかというと、結果が期待よりも悪かったからではありません。
全力を注がなかったことを後悔しました。
僕は部活の顧問の先生に対する不平不満を理由に練習をサボりました。
僕は、顧問への不平不満、インターハイで優勝という目標の2つを無意識に天秤にかけ、不平不満を結果的に優先してしまいました。
外的要因から影響を受けた結果負の感情をもち、自分の目標を結果的に見失いました。
その負の感情をぶつける手段として練習をサボるという誰も得をしない最低最悪の行動をとってしまったんです。
しかし、この経験から学んだこともあったんです。
環境や外的要因は僕のネガティブな感情を引き起こすリスクがある。
そして、僕はそんな中だと掲げている目標、目的を不明確にして、それらに反した行動をとってしまう。
こんな自分の一面を知りました。
何か目標を立ててそこに向かって突き進んでいく過程で、様々な壁や障害が必ず立ちはだかります。
生きていく中で順風満帆な環境が常に用意されているはずではありません。
つまり外的要因から引き起こされるネガティブな感情は避けられないということですよね。
なので僕はこの経験から、定期的に自分のゴールと自分の行動やマインドセットに整合性がとれているかを確認することを行うようになりました。
なので大学に進学してからは、なにか不満があっても一生懸命手を抜かずに練習しました。
社会に出てからも同じです。
こうやって後悔から学ぶことが重要なのだと思います。
後悔しない人生でもなく、後悔しても気にしない人生でもなく、後悔は自分を知るための実験結果なんです。
後悔は自分でも知らない自分を教えてくれます。
そんな自分を理解し受け入れ、前に進むことが後悔との向き合い方なのだと思います。
最後に
この記事では、僕自身の体験をもとに、後悔という感情との向き合い方について書きました。
人間は過去の行動や決定に対して後悔を感じることがありますが、後悔という感情には2つの大きなカテゴリーがあるという考察を示しました。それは「行動したこと」に対する後悔と、「行動しなかったこと」に対する後悔です。
僕自身の経験から学んだことは、後悔から学ぶことの大切さです。
僕は学生時代にバドミントン部での後悔から、「環境や外的要因はネガティブな感情を引き起こすリスクがある」という自分自身の一面を見つけ、それを受け入れて向き合うことで自己成長を遂げました。
その経験から、僕は定期的に自分の目標と行動やマインドセットが整合性を持っているか確認する習慣を持つようになりました。
この記事から、後悔は避けられない感情であり、それを通じて自己認識と自己成長を遂げることが可能であるということがお伝えできていれば幸いです。
また、後悔との正しい向き合い方は、後悔から学び、自分を理解し、受け入れることです。
今回のnoteには、後悔しない人生ではなく、後悔しても気にしない人生でもなく、後悔は自分を知るための重要な経験であるというメッセージを込めています。
後悔のない人生を送るって「かっけー」と思ってたんですけど、変えました。
後悔のない人生を送るとは言わずに別の言い方にすることにします。
「後悔を成長に変える人生」
今日からこれでいきましょう。
では今日はこのへんで。