僕と睡眠の話 Part.7
一人暮らしを寮生活から始めた頃から、天井が不思議な感覚だった。それまで日常的に暮らしていた実家と異なる天井。数日間は、自分がどこか知らないとこで目が覚める感覚に囚われた。意識がはっきりし始めてようやく、自分の家だと気づく。この感覚は不思議なもので、ふと訪れる。3ヶ月経っても訪れて、「帰らなくては」と言う帰巣本能を生み出してくる。どこに帰ろうとしているのか。私しかいない部屋で変な感覚に囚われ続け、いよいよ現実を知る。さて本題に入っていこう。折り畳みベッドはよかった。そしてついに