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110.内部大工造作中〈2024年11月25日〉

大工さんの造作工事が続きます。
大工さんも私がいないと寂しいんちゃう?っていうくらい、最近は暇さえあれば現場に入り浸っております。今日は午前・午後共にお邪魔したので滞在時間最長でしたね。
連日の見学で大工さんが次にどんな動きをするのか何となく分かるようになってきたので、邪魔にならぬよう近くで拝見しております。

◾️WIC造作

寝室のWICの造作です。
ちょっと複雑な要望を出したので造作にも手間が掛かることになり、要望出したときはそんな事まで考えが及ばなかったけど、(いや、普通は及ばん笑)大工さんの作業の様子を見てたら申し訳なくなってしまった・・・

外部に面している部分なので断熱材との兼ね合いもあり、下地を入れるのもひと苦労
枕棚の高さも場所によって変えてるし
側板の角がカットしてありますが、その詳細指示が図面にないので(ココは私のせいではない)図面を見ながら『こんなもんか〜?』と測りながら大工さんの勘でカット。さすが!!図面通り!笑
枕棚を乗せる下地材を付けて
こちらの枕棚は室内側なので設置まで完了
こちらは壁側にボードが入らないと側板を取り付けられないので仮留めのみ。奥にボードが入る隙間を空けておいて枕棚は仮置き

《後日》

ボードを設置して枕棚が固定してあります
反対側の枕棚にもボードが取り付けられ、こちらは側板に合わせてボードをカットして嵌めています
言われなきゃ分からないくらいピッタリ(゚ω゚)
大工さんも『よし!ピッタリ!』と自慢気♡

◾️デスク造作

次男の部屋に造作デスクを設置するんですが、家具屋さんではなくて大工さんの造作。しかもコーナーを利用してのL字での設置なので(次男たっての希望で)これまた大変!半日かけて造ってくれました(>_>)

二枚の板をカットしなくてはいけないので、まずはカットする位置を測って決めます
斜めにカットするので長い定規(?)を板に固定して、何度も測りながら確認、微調整を繰り返していきます
位置が決まっていよいよカット!私まで緊張する・・・
一枚目無事に終了!
二枚目も同様に何度も何度も測っては確認を繰り返しながら、固定している定規の位置を金槌で叩いて微調整していきます
位置が決まって二枚目も無事カット!
ピッタリです!!本当にスゴい・・・

さて、この2枚の板をどうやってくっつけるんだ??という疑問を大工さんに投げかけると、『どうすっかなぁ〜』と。
家具屋さんには接続させる機械があるそうですが(お高いらしい!)大工さんはそんなのないので、他の方法を考えます。

片方の板にネジを打ち込みネジ頭はカットして、もう一枚の板にはドリルで穴をあけておいて、
要は凸凹にして合体させるという方法!
ココからも大変!デスクの側面を当て板をしながら金槌で思いっきり叩いて入れていきますが、接続部がネジなのでなかなか思うように入っていきません・・・数ミリずつという世界。
大分入りましたがまだほんの少し隙間があります。
試行錯誤の末、途中から違う方法を思いついた!
手前の柱に板を固定し、その板とデスクの側面にもう一枚板を入れてその板を叩くと・・・
隙間なく入った!!『もっと早く気づけば良かった』と笑ってました・・・ここまで入れるのもかなり大変でしたもんね。でも、大工さんの技術と知識に脱帽です!
高さの微調整をしながら固定していきます
上部からも微調整して固定していきます。手前部分に側板も取り付けますが、それは建具屋さんの範疇なので大工さんはここまで。全て終わった頃には外はもう真っ暗

いやはや、造作デスクに半日かかりっきり。
もう『すごい!!!』の言葉しか出てこないんですよ、本当に。こんな大変な思いをしながらも一人で黙々と自分の仕事に誇りを持ってやってくれる大工さん、そうそういないです・・・。
本来なら施主がこんな付きっきりで現場にいることもないでしょうけど(笑)、そんな大工さんの姿を傍らで見られる私は幸せ者です♡

次男よ、ココでしっかり勉強しておくれ・・・

◾️スイッチの位置〜!!

大工さんがデスクの造作をしてくれている間、オットくんの部屋を何気なく見ていたら・・・

『!!!!???』

ある事に気が付きました。
オットくんの部屋は我が家唯一の開き戸。今はまだ建具が取り付けられていませんが、扉は室内側に開くのでは??と疑問に思い、その場で大工さんの図面の確認をするとやはりそう。

壁に穴が開いているところが部屋のスイッチですが、ドア開けたらドアの真後ろや〜ん!!泣

直ぐ様、現場監督のSさんに連絡してスイッチ位置の移動ができるか確認すると『できる』とのこと。良かった(*'-'*)
本格的にボードとか貼る前に気付いて良かった〜!以前、飯田氏と電気系統の確認を現場でしたんですが、図面との相違がないかばかりに気を取られココまで気が回らんかった・・・

プロの設計士なら気付くべきことではないのか・・・?とも思いましたが、まぁ、人間ですからミスはありますし、常に現場潜入している私のおかげで事なきを得たので許してあげます(笑)
その翌日には電気屋さんが来て位置を変更してくれていました。たまたま電気屋さんがお手隙ですぐ対応できたとのことですが、有難いです。

既に埋めてある・・・
扉側じゃない方に新たに設置してくれました

家が出来上がってからいろいろ後悔ポイント出てきますが、今回のようなスイッチやコンセント位置、結構ドアの取り合いミス(特に開き戸)も多く、こっちを開けたらこっちのドアとぶつかる!とかままあるので、図面上でしっかりシミュレーションして下さいね。兄の家でそうなりそうでしたが事前に気付いて修正できました。

人間のすることなのでミスは仕方ないと思いますが、大切なのはフォローの仕方ですよね。迅速に対応してくれたり、誠意を持って対応してくれればこちらとしても安心できますが、そうでないと不信感に繋がっていってしまいます。

我が家も他のところ大丈夫かしら?
取り返しのつかないミスだと後々生活しにくくなるので、漠然とした不安が襲ってきた今日この頃・・・これだけ現場潜入してるというのに!笑

◾️現場にぜひ足を運んで!

そして、時間が許すなら現場に足を運ぶのをおススメします。もちろん大工さんの邪魔にならない程度に(お前が言うな・・・)。
大工さんは図面だけで造っていくので用途や住まい手の使い方までは分かっていませんが、ここはこういう意図や用途があってこうなっているということが分かると造りやすそうでした。

私のように現場にいるのは異常ですが、大工さんとの信頼関係を築く上でもお互いの顔が分かっている方が良い家づくりが出来ると思います。

そうそう!
現場に潜入する時はスリッパを忘れずに!
現場が汚れないように外履きと内履きを区別しているので、自前のスリッパを持参するといいと思います。住宅会社側でスリッパを用意していることもありますが、(ウチの場合は作業の都合でどこか遠くに行っていることがままあり・・・笑)手の届く範囲で置いてなかったりするので。
作業中は危ない道具もその辺に転がってるので、近頃はスリッパじゃなく室内用の運動靴にしましたけどね(^^;;

COMODOは現場に行くのウェルカムですが、会社によっては施主が勝手に現場に行くのを良しとしない場合もあるので、事前に確認してから行ってくださいね〜。


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