26.照明は空間インテリア
海外のインテリアを見ていると、どうしてこうも違うのか・・・
日本の住宅でも、オシャレな部屋は何かが違う・・・
素敵な旅館も然り。
余談ですが、いつかこの旅館に泊まってみたいわ〜(´∀`*)
もちろん、そもそもの造りやインテリアが違うのもありますが、何がこうも違う??
そのヒントは『照明』にありました。
■日本の住宅照明
日本の住宅には、部屋の天井にシーリングライト(おモチ)が付いているのが常。はたまた、これでもか!ちゅーくらい、天井に無数のダウンライトが付いてたり・・・
これまでは何の疑問も感じなかったし、それが『当たり前』でしたが、家づくりの勉強過程で『住宅照明』もインテリアにとても重要な要素であることを知りました。
■照明の色
まずは、照明の色。
リビングやダイニングなどリラックスする場所には、暖色系の灯りを。
オレンジ色の灯りを見ると、何だか癒されて和みますよね。
もちろん家中全部を暖色系にはできないので、適材適所で使用します。
■照明で陰影をつくる
こんな雰囲気にすごく憧れます(*´꒳`*)
北欧のインテリアって本当に参考になることばかり。
特に照明に対する考え方は、文化や気候の影響で日本とは全く違います。
そして一番驚いたのは、カーテンがない!笑
窓辺にキャンドルや照明、季節柄のものを飾ったりして、むしろ『見て見て!』精神のようです。
じゃあ、何が違うのか?
日本では天井に当たり前のように付いている丸いおモチが、ない!
って思うかもしれませんが、フロアライトやスタンドライトで天井や壁を照らすので、意外と暗くない。
そして部屋に陰影ができることで、とても心地良い空間になります。
天井は明るくなくていい。明るくする必要がない。
人が生活するところが明るければいいので、要所要所に照明を持ってくる。
そうすれば自ずと陰影ができて、何とも良い雰囲気になります。
伊礼さんの設計したおウチに泊まった時もそうでした。
リビングダイニングにあるのは、ペンダントライトやスタンドライト、ソファーのところにはブラケットライトがあるだけ。
もちろん、キッチンは光量が必要なので明るくなってますが、それ以外のところは程よい明るさなので、リラックスして過ごせることを身をもって知り得ました。
■照明は可変性を持たせる
自分のいる場所が暗いな、と思ったらそこに灯りを持っていけばいいだけ。
スタンドライトやフロアライトがあれば好きなところに移動できるので、可変性があります。
今日はここで寛ぎたいなと思ったら、照明を持って移動。
家のあちこちに居場所ができるので、家をフル活用できますしね。
■メインの照明を考える
間取りは一生懸命考えるけど、照明は二の次になってませんか?
住宅会社から渡された照明カタログの中から、リビングの照明はコレ、ダイニングはコレって選ぶだけになってませんか?
プランニングの際に照明も一緒に考えないと、心地良い空間は生まれません。
設計事務所や意匠に拘る住宅会社ですと、住宅に使用する照明はプランの一部として考えるのが常です。
そして住宅においてメインの照明になるのが
ここにはちょっと奮発してでも良いものを設えると、空間がグッと引き締まります。
もちろんペンダントライトを。
極端な話、他の照明はシンプルなもので十分(予算的にも)
そうすれば、このペンダントライトが更にひき立ちます。
家具のように、空間に合わせてぜひ、自分好みのダイニング照明を探してみてください。
私もいろいろな照明やインテリアをYouTubeや書籍を見て、自分好みの照明を見つけることができました。
その話はまた今度(*´-`)