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94.COMODOの家づくりと経年変化

私が『COMODO建築工房』を選んだ理由。
それは、飯田氏が建てた家を体感したとき『何か落ち着く』『すごく心地良い』と思ったから。

というのは以前にも書きましたが、その要因は何だったのか深掘りしてみようかと思いました。

◾️『COMODOらしさ』って?

飯田氏との打ち合わせは大概2時間半で、そのうちの30分ほどはいつも雑談・・・笑

そのときに『ウチ(COMODO)らしさって何ですか?』と聞かれ、私の中でふと思い付いたのが

『ほぼ手造り』

ということ。

玄関ドアから始まり、室内扉や家具、キッチン、窓に至るまで何でも造るわ造る・・・
見渡す限り設備系以外、既製品がほぼないんじゃないかというくらい。住まい手の予算と要望があれば何でも造りそう!
そして、自然素材ということ。

だからCOMODOの家は落ち着くし、心地良いと感じたのかもしれないな〜、と。

◾️和でもなく洋でもない

私の印象ですが、COMODOの建築って和風でもなく洋風でもない『和と洋が上手く融合』したような感じ。
どことなく日本建築を感じる部分もあれば洋風建築を取り入れている部分もありますが、どちらかというと和の要素の方が若干多いかなという印象で、その塩梅が私の嗜好に合ったんだろうと思います。

それに飯田氏自身が風貌に似合わず!?、意外と古風な言い回しをしたり思考を持ち合わせているというのも大きいかもしれません。
COMODOで使用する建材は、杉、檜、ラワン、大谷石、場合によっては塗り壁や屋根瓦(我が家はガルバリウムですが)など和の要素が強いのに強すぎないようにバランスをとっているような感じ。
そんなところも落ち着いて心地良い要素なのかも。

◾️和室のリクエスト

昨今は和室不要の風潮がやや強いですが、私はやはり和の部分は欲しくて和室と仏間をリクエスト。
仏間といってもそこまで信心深くないので『立派な仏壇を置く』ということではなく、かと言ってそういう空間がないのもちょっと寂しい。
だから、亡くなった祖父母や父、ワンコたちの写真を置いて偲ぶ場所が欲しいと思い、飯田氏にリクエスト。提案された和室はまだ図面でしか想像できないけど、いい空間になりそうな予感で出来上がりを見るのが楽しみな部分のひとつ。

◾️古くなって良くなるもの

街中の建物を見渡すと工業系の建物がほとんどの中で、住宅にしろ店舗にしろ極々稀に『お!何か良い感じの建物!』って思うと、大概自然素材のものを使った建物であることがほとんど。古びててもちゃんと手入れされていればそれが味わいとなり、深みが出ていい雰囲気を醸し出してる。

住宅を見ると大体年代が分かります。
住宅にも流行り廃りがあるので、その流行に乗った家があちらこちらにあるから。

でも、自然素材を使った住宅は年齢不詳。
デザインが普遍的ということも大きいのでしょうね。古いのは分かるけど、ハッキリとした年代が外見だけでは分からない。すごく素敵な年の重ね方をしているな〜と思います。人間でいう『美魔女』??

建築家・永田昌民さんが手掛けた住宅のあるオーナーさんは、『古くなって良くなる家がいい』と永田さんに要望されたそうです。
その言葉にすごく共感して、我が家もそんな家にしたい!と思ったのでした。

◾️自然素材って大変??

ですが、自然素材って手入れが大変だし、手間もかかるし、それに腐っちゃうでしょ!って思っていませんか?
自然素材の良さを知るまでは私もそう思っていました。

木は切っても生きているので収縮や反りが起き、隙間が空いたり建て付けが悪くなったりもする。
それがどうしても許せないのであれば自然素材を使用するのは止めた方が無難です。
ですが、それを許容できるのであれば自然素材を使うのは環境にもいいし、何より心地良さが新建材とは全く違います。

確かに使用する木材、施工方法によってはメンテナンスが必要になることもありますが、きちんと考えられた材料・施工であれば基本的に放ったらかしでいい。
ただし、きちんと自然素材の扱いを知っている会社じゃないと後々トラブルに発展するのでそこだけはお気をつけ下さい・・・

むしろ放ったらかして得られる良さがあるのも自然素材。
自然素材に限らず、いつまでもキラキラピカピカの素材は存在しません。何かしら変化が起こります。その変化が美しく、それを楽しめるのが自然素材ということ。
経年『変化』もしくは経年『美化』とも言い換えられるでしょう。

人によってはそれが見窄らしく見えてしまうこともあるので、そこはそれぞれの価値観ですが、私はその変化を楽しみたくて自然素材を選びました。
早く自分の家も10年くらい経ってくれないかな〜と思いつつ、その変化を感じながら暮らす楽しみも捨てがたい。
今から楽しみで仕方ありません(*´∀`*)

自然素材の変化が分かるルームツアー動画がありますので、良かったら参考までにどうぞ。

《3年経過↓↓↓》

《10年経過↓↓↓》

《13年経過↓↓↓》

どれもいい味わい・風合いが出てるな〜と思いますが、いかがですか??


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