12-6.家づくりノートを作れなかった私・・・
家づくりのコンセプトやイメージなどがある程度固まってきたら、考えを整理するためにも『家づくりノート』を作ってみると今後の家づくりがスムーズに進むと思います。
■家づくりノートを作る目的
注文住宅の場合、見本もなく実体もない『無』の状態から家を作り上げていくことになります。
そこが醍醐味でもあり、難しいところでもありますよね。
私たち住まい手がイメージしているものや雰囲気を、専門用語もよく知らない素人が設計の方に正確に伝えるのには、なかなか至難の業で言葉だけでは限界があります。
もちろん相手はプロですので汲み取ってくれるとは思いますが、お互いに共有できるものがあると行き違いも少ないです。
そこで効果を発揮するのが『家づくりノート』というわけです。
■家づくりノートの役割
家づくりノートには
などといったことをまとめていくといいんですが、まず、家づくりのこだわりとか譲れないものを明確にしておくと、後々迷いが生じたときや優先順位をつけなくてはいけないときに役立つと思います。
場所ごとに(外観、キッチン、リビング、玄関など)自分たちの好みのものを雑誌・カタログから切り抜いて、ノートに貼ってコメントを書いたり、イラストを描いたりして仕上げます。
そうすることで、設計者にイメージややりたいことが伝わりやすくなります。
でも、私の場合は・・・
しかも私はアジアンな雰囲気が好きで、そんなカタログや雑誌を探す方が大変だったので、家づくりノートは早々に諦めました!笑
■家づくりノートの代わり
でも、自分の考えとかイメージを何かしらのカタチで表現したいと考えた結果。
『そうだ!マインドマップを作ってみよう!』
と閃きました。
看護学生のころ、患者さんを取り巻く事柄を関連図というものにまとめて、
病気、家族背景、患者さんの性格などいろんな事柄を図にして、頭の中を整理する手法があったことを思い出しました!
それを家づくりにも活かせないかと思ったワケです。
我ながらええこと思いついた!(学生時代はコレやるのキライでしたけどね・・・)
画像などを取り込めて自由に書き込めるアプリあるかな〜と、探してみたら・・・・
あったあった!!
作ってみたらなかなか良い感じじゃありませんか〜♪
軸になる家づくりのキッカケ、大まかな家づくりのコンセプトをまとめ、
PinterestやHP、ネットから集めた好みの画像をカテゴリー毎に貼り付け、要望などのコメントを付け加えて・・・
できあがり♡
って文章で書くのは簡単ですがやっぱり手間は掛かります・・・
iPadサマサマです笑
でも自分の考えを整理できるし、作ってると楽しかったですよ〜。
慣れれば書き直し・手直しも難なく出来るし、ある程度出来上がったあとの修正・追加は、色を変えて付け加えればゴチャゴチャにならずに経時的にも確認できますしね。
私のように、イラスト描いたり綺麗にまとめられる自信のない方は、文明の利器を存分に使うことをオススメします。
■これが家づくりマップ
作成途中のものですが、コレが我が家の家づくりマップです。
コンセプトや絶対に譲れない部分を明記して、好きなもの・雰囲気の画像を貼り付け、各場所の要望を書き込んでいます。
赤い線は動線を表していて、自分がこだわりたいところも一目瞭然。やっぱり長い時間を過ごすであろうLDKにこだわってます。
特にキッチンには並々ならぬものが・・・
(料理好きだからではありません。その逆です・・・笑)
好きなものやイメージはもちろん、置きたい家具が決まっていたり既存の家具を使用したい時は、設計の段階で予め伝えておくと、そのサイズに合わせて設計してもらえるので既存の家具でも浮いたような感じにならないのでオススメです。
まぁ、このマップが設計の方に受け入れられるかは別問題ですが・・・
最終的に依頼を決めた会社の設計の方に見せた時は
『こんなの初めてです!』
って驚かれました・・・ですよね〜σ(^_^;)
後々の打ち合わせの時にも
『他の人からもこんなの持って来られたら困る!咀嚼できん!笑』
って言ってたので設計泣かせかもしれません。
そりゃそうやろ・・・
その節はお手数掛けました・・・
■ヒアリングシート
住宅会社と少し具体的な話になってくると『ヒアリングシート』たるものを大概、宿題として出されます。(会社によって名称は様々ですが、こんなところでしょう)
それをまとめる時に、このマップを見ながらやったのですごくやりやすかったです。
既に自分の中でまとまっていたことになりますからね。
そのヒアリングシートを書くのもちょっと大変ですけど、家族間でも新たな発見があったりして楽しめました。
もちろん家族間の意見も思考もバラバラ状態。
でもこれを書くことによって意見や思考が整理されていくので、その点でもいいものです。