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13−2.住宅会社見極めポイント5つ

前回はC値・全棟気密測定についてお話ししましたが、今回は残りの見極めポイントをお話しします。

前回の見極めポイントはコチラから↓↓


3.Ua値(ユーエーち)


Ua値=『外皮平均熱貫流率』といいます。
またワケの分からん言葉・・・

こちらは家の『断熱性能』を表す値のことで家の内部から逃げていく熱の量

C値とUa値は切っても切れない関係で、一方でも劣っていたら高性能な住宅は造れません。

熱は床や天井、屋根、窓、玄関からどんどん逃げていきます。だから壁や天井(もしくは屋根)に断熱材を入れて、その熱が逃げていかないようにしています。

そして一番のネックが窓。
光や風、景色を取り込みたい。でも熱が入ってくるのも窓。
どうすりゃええねんッ!!っていうのが窓。

難しいところですが、予算が許すなら樹脂サッシ一択
(いや、許さなくてもこれからの時代は樹脂サッシ一択ですね・・・)

そして、無駄な窓はつけないこと。
必要な窓は方角によってその都度対処(トリプルガラスにする、FIXにする等)していくしかありません。

ただ、そんな難しいところは住まい手が考える必要はなく、プロに任せる!
任せられる会社を見つけましょ〜。

窓を極力小さくして少なくすれば、もちろん数値は良くなります。
だけど、そんなビジネスホテルのような暮らしが気持ち良いとは思えません。

どんな密集した土地であろうと、狭小地であろうと、
『木を一本でもいいから植えましょう』と提案してくれる設計の方と出会えたら、その提案にぜひ乗ってください。

木は手入れしなきゃいけないから面倒臭いって思うかもしれませんが、成長が遅い木、手入れが簡単な木などもあります。
それよりも、窓から見えるその一本の木がもたらしてくれる日々の豊かさは、何物にも変え難いものがあります。

お庭についてもまた別の機会にお話ししますね。

4.HEAT20(ヒート20)


『HEAT20』というのは民間の団体名。 

昨今はこの言葉を用いて『断熱性能レベル』を表すことが多くなっていて、Ua値を指標としています。 

【断熱性能レベルとは?】

品確法に規定された省エネ性能を表す等級。
以前は『等級5(ZEH)』が最高等級だったが、2022年10月1日から新たに『等級6・7』が追加された。

HEAT20はG1、 G2、G3と断熱性能レベルが分類され、さらには住んでいる地域によって1〜8地域に区分されています。

自分の地域はどれくらいの値が適当なのか、など詳しいことは検索すればいくらでも出てきますので、ここでは割愛します。

それを踏まえて、住宅会社に確認してほしいことがコチラ↓↓↓

☑️CHECK POINT  

①HEAT20を知っていて、その断熱性能レベルを目指しているか
②G2以上の断熱性能を目指しているか

G1〜3で分類されていると言いましたが、これからの時代はG1レベルだと省エネにはならず、余計なランニングコストがかかってしまいます。
そのため、G2以上を目指すことが必要です。

ちなみに我が家は『地域4』で、まぁまぁ寒い地域に属します。(Ua値でいうと0.34以下を目指さなきゃいけない・・・)

G3が最高の断熱レベルですがコストUPは必須で、イニシャルコストとランニングコストの兼ね合いを考えると、G2〜G3の間をとって『G2.5』という辺りを目指すのが現段階では一番理想的な数値だそうです。

世の中がもっと断熱性能に敏感になってくれば、コストも下がってG3も当たり前になってくるとは思いますが、残念ながら日本の住宅性能はまだまだです・・・
もっともっと国が先導して、住宅性能を向上させていってくれるといいんですが。

国よりも先駆けてやっている地方自治体もあります。


次回は耐震性能について。
地震大国日本に住んでいる以上、必要不可欠な性能です。

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