欅坂の映画

突然組織の中心的な存在が居なくなった、理解しがたい存在になったときに、周りの人間がどういう行動をとるのか。
桐島、部活辞めるってよ、と共通する面白さがあった。


2017年名古屋公演で平手不在。
平手は2017年紅白の時点でグループから離れることを告げる。理由は「自分だけが目立ってしまうから」。メンバーはそれを引き止めた。すがり付いていた。
2年後、全国ツアー。平手ありバージョンとなしバージョンの二つの振り付けを覚えていつでも平手が戻ってこれるような受け皿を作る、とともに、ツアーの中でのそれぞれの役割を意識して、自立した姿をみせた。そこからのアンコール避雷針で平手登場。最高だった。
平手との共存をなんとか模索した結果だと思う。



欅坂はターニングポイントだらけ。
サイマジョmv撮影
デビューカウントダウンライブ
有明コロシアムライブ 康さん登場
不協和音mv撮影
2017年の名古屋公演。平手不在ライブ。
2017年紅白 平手が欅坂脱退をほのめかす
ガラスを割れmv撮影
2018年2thアニバ 菅井不協和音センター
2018年ツアーファイナル、平手暴走。小池セゾン
黒い羊mv撮影
2019年全国ツアー、真・小池セゾン、尾関みんなが自分の役割がわかってきた、アンビバ鈴本、小林風に吹かれても、大阪城ホール避雷針
9thシングル選抜発表、mv撮影、平手が来ない
東京ドーム公演
2019年紅白
配信ライブ

登場人物の証言とライブ映像、舞台裏映像のみで表現される平手。正体が掴めない感じがすごくいい。

メンバーの平手に関する証言

全員の印象
口下手な子が多い。自分に都合のいいように話す子がいない?


菅井:不協和音のとき隣だったが一度も目を合わせてくれない。平手は天才的な表現力を持っている。まとめ役であった。平手しっかりしてくれと思ったことはないかという質問に対しては、言葉を選びすぎてよくわからない回答をしていた。平手と他のメンバーを平等に扱いたいけど、出来ない?バランス?

菅井友香フューチャー:
2017年名古屋公演、平手不在。
代理でセンターを立てることにほとんどのメンバーが反対するなか、代理センターに前向きだった(ライブを成り立たせることを第一に考えていた、運営側に近い考え方を持った子)。そして、2thアニバで不協和音の代理センターをつとめる。状況を考えると菅井さん自体が欅坂メンバーにとっての不協和音そのものだったと思う。僕は嫌だ、何が嫌だ?

菅井さん自身の未来についてどう考えているか→改名にあたってキャプテンという存在は邪魔。思ってることと言ってることが違いすぎて辛い。自分を大切にしてほしい。


小池:2人セゾンの秋冬を平手が表現するなら、私は春夏を表現したい。
平手を理解しがたい者(天才)として遠ざけて、超えられない障壁(ルサンチマンを抱く)と嘆くのではない。表現には幅があり平手が表現していたのは曲の一部分であると解釈してる。平手が鋭く、大胆に表現するならば、小池は柔らかく、繊細に表現する。でも、ライブでは平手のほうが映える。ダンスの振りのしなやかさや顔の微妙な変化がライブでは伝わりにくい。それをくみとる力が自分にはなかったし、平手と同じものを期待してしまっていた。反省してる。絵だったら表現できるんじゃないか。


守屋:不協和音からわからなくなった。
平手あっての欅坂(私たちは平手のバックダンサー)→bltでは、平手脱退後は「僕は嫌だ」を自分が言いたいに変わってる。
2回目をみた印象は平手に関する答えにくい質問にも真っ直ぐ答えてくれる子。だけど、改名に関してはあまりスッキリしない回答。もしかしてあまり残る気がない?

小林:平手の卒業は語りたくない、多分みんなと違う意見を持っている。
これまでの出来事を淡々と語る印象。

わたなべりさ:平手に感情を犠牲にさえてしまっている。子どもから大人に変わった子っていう印象。

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