本当に誰にでも描ける猫【前編】
試すことは何事にも大切
「絵が描けるようになりたい」「絵がうまくなりたい」という人は結構いると思いますし、実際によく聞きます。
また「絵は才能ではない」という言葉もよく見聞きします。
結論「的」なことを言えば、「◯◯は才能じゃない」というのは、たいていの場合ウソです。
というか、正確ではありません。
才能は関係あります。
それについては一旦置いておいておきますが、人から「絵心が無い」と言われたり、自分には絵心が無いと思っていたりする人にでも「猫とわかる絵」が描ける方 方法を前編・中編・後編に分けて紹介していきます。
確実に描いてもらうために、内容が少々長くなってしまいますが、絵が描けるようになりたいという人は、ぜひ試してみてください。
絵を描くポイントと準備
この方法は、絵を描くというよりは「図を書く」作業に近いかもしれませんが、それで最終的に猫が描けるわけです。
そして、作業の前半は下書きになるので、出来る限り 薄く、丁寧に 描いてみてください。
ざっくりとした表現になってしまいますが、「薄く、丁寧に」というのがポイントになります。
それでは、実際に描いていきます。
まず、その準備として、
① 猫の顔の大きさくらいの正方形を描きます。(図1)
② 正方形を9分割し、9つの正方形にします。(図1)
③ 角や線が交差している場所に番号をふります。(図1)
ここでは、6cm四方の正方形を2cm四方の正方形9つに分割してみてください。
番号は写真のように、左上から4ずつ、1段目が1〜4、2段目が5〜8、3段目が9〜12、4段目が13〜16とふっていきます。
正方形を描きやすい大きさにしたり、フリーハンドでおおまかに描いたりしてもかまいませんが、きれいに描きたいという人は、まずは方眼紙や定規などを使って、できるだけそのまま描いてみてください。
数字が苦手だという人は、アルファベットに当てはめたり、あいうえおとふっていってもかまいませんが、ひとまず数字で頑張ってみましょう。
それが出来たら、絵を描く準備完了です。
顔の輪郭を描く
それでは、ここからは絵を描く作業です。
やり方はシンプルです。
数字同士をつないで絵にしていくだけです。
要するに、つなぐ点を、あらかじめ正方形に描いておくことでわかりやすくしていくわけです。
では、描いていきましょう。
① 6と9を5の方に向かってふくらませる曲線でつなぎます。(図2)
② 9と14を13の方に向かってふくらませる曲線でつなぎます。(図2)
次に、
③ 7と12を8の方に向かってふくらませる曲線でつなぎます。(図3)
④ 12と15を16の方に向かってふくらませる曲線でつなぎます。(図3)
最後に、
⑤ 6と7をほんの少しだけ上にふくらませるようにつなぎます。(図4)
⑥ 14と15をほんの少しだけ下にふくらませるようにつなぎます。(図4)
これで顔の輪郭が完成しました。
たったこれだけでも出る個性
この描き方は誰でも描けるので、完成してもまったく個性の無い絵になりそうですが、実際に描いてもらうと、曲線のふくらみ具合の違いで、意外に個性が出ます。
どんな顔の形になったでしょうか?
長くなってしまったので、今回はここまで。
次回は、耳と鼻を描いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?