2024年中3の3学期 いよいよ受験本番〜合格発表


01. 合格発表当日

さて。
我が子が受験した高校の近くは車での移動がメインとなる地方においては珍しく?地方だからこそ?コインパーク的な駐車場が非常に少ないです。もちろん合格発表時の高校までの移動手段は「公共交通機関の利用を推奨」されていますので、(真面目な)我が家はその指示に従います。

我が家は受験した高校の隣町在住。素直に電車で移動しても良かったのですが、合格発表後にやることもあるのでまずは自宅から高校がある県庁所在地のターミナル駅付近までマイカーで移動して近くのコインパークに車を停めます。ここから最寄りの高校まで電車だと駅2つと徒歩で20分くらい。バスだとほぼ徒歩不要で合計20分くらい、当日はありがたいことに天気が良かったのでバスを選択、あまり到着が早すぎても何ですし、とは言えギリギリ過ぎても嫌なので、調整がきくように早めのバスで移動して、ある程度順調に移動できていることや周囲の状況を確認しながら、敢えて最寄りのバス停の2つほど前でおりて調整がてら徒歩で向かいました。

高校についたのが発表の10分前くらいでしょうか。経験上、どのあたりで発表されるか(発表の番号が記載されたボードが掲示されるか)は把握しています。人込みを縫うように移動してその場所へ。私、落ち着いて当時を振り返っているように書いていますが、やはり相当に緊張していたのだと思います。その瞬間の前後は詳しくは覚えていないのです。時間が近づいたところで合格者の番号が掲示された看板に合格者の番号の部分だけが目隠しされた状態で運ばれてきます。高校職員の方たちが、その看板を掲示します。掲示してから目隠しの紙がはがされるまで1分・2分あったでしょうか。ほんの数分のことだったと思いますが、この瞬間もとても長く感じましたね。長かったです。心の中では「頼む!」という言葉を繰り返していたように記憶しています。

そのほんのわずかな長い時間も過ぎ、職員のどなたかが「でははがしてください~」みたいな掛け声を発し、同時に職員の方たちが一斉に目隠しにしていた大ぶりの紙を剥がします。保護者と子どもたちが一斉に看板に近づき、あちらこちらで歓声が上がります。

我が家はどうだったでしょうか。後で聞くと私が最初に動いて、最初に番号を確認していたようですが・・・そうです、そこに我が子の番号がちゃんと記載されていました。合格です! ・・・でも、自分が最初にはしゃぐのは良くないと思ったので、振り返って我が子が番号を見つけるのを待ちつつ母親(妻)に番号があったことを目で告げつつ・・・ここまでものの数秒だったと思います。我が子を見やると番号があることに気づいてほんの少しですが涙ぐみつつも笑みをたたえている表情でした。まさに安堵の表情。口では「大丈夫じゃないか」なんて言っていましたが、相当緊張していたのでしょうね。妻はまだ番号を見つけられていなかったようなので、妻にも何度も番号があったことを伝えこちらも同じく安堵の表情、3人で軽く抱擁して1つ2つ会話を交わしたように覚えています。よくやったね、お疲れ様、と。

相変わらずその瞬間のことはよく覚えていないです。それまでの模試の実績はありながらも、自己採点の数学が低かったことと内申点がそれほど良いものではないことから万全とは言えないこともあり、「まさか」がないことをひたすら祈っていました。そんな状況だったので番号を見た時のあの安堵の気持ちは言葉では表せないものでした。とにかくホッとした。その一言につきます。

後は手続きがありますし、我が子にとっては友達の状況も気になっていたようなので、我が子には「行ってこい」と伝えて親2人は待ちになりました。娘が手続きに行っている間、私は妻と2人で労をねぎらいあいます。わが子の友人の良い知らせも良く無い知らせも入ってきますが概ねは良い知らせでホッとしつつ、現地滞在時間はトータルで40分くらいでしょうか。時間にすれば短いものですが、記憶の中ではとても長い時間だったように感じます。

全国的にコロナ禍を経て、学校の先生の働き方改革もあり、合格者の掲示板発表が控えられる傾向にあるようです。もちろん、不合格という結果が待っている子供たちもいるわけですからそれは一面ではとても残酷なものです。しかし、そこまでの努力の結果をかみしめ、受け止めていく儀式としてはあったほうが良いのではないかと思います。現地に行くことができない人のための補助をしっかりと擁して、でも残していくべきではないかと思います。


02. 合格発表後

さて、これは地域や学校によって異なると思うのですが、何せ学校の隣町に住んでいる我が家・・・隣町と書いていますが、正確には市町村合併がある前と比較すると隣の隣の町というのが正確です。最寄り駅まで乗り換えの無い直通の電車でいっても最速で50分、徒歩も入れると最低でも70分はかかります(片道)。

ということで、合格発表の帰り道にすぐに指定の会場に向かって制服の採寸をしました。これ、どのタイミングでやるかを事前に決めておくと良いかもしれませんね。ここまでがやるべきこと。

その後、中学生の時にお世話になっていた塾に娘を連れて行って簡単な祝賀会に参加。我々は車で待機。

そんなこんなでちょうど夕飯どきになりましたので、予約をしていたお店でいつもよりちょっと(だいぶ?)リッチな夕食を取りました。慰労会です。

03. 入学までの時間の使い方

試験日から合格発表日まで10日ほどの間が空いているので、その間に休むべくは休み、お友達とディズニーに行くなどして楽しむべくは楽しんでいた我が子、合格発表翌日は何もしない日があったようにも見えますが、学校から出された課題への着手、東進の受講などやるべくをやる活動にすぐ戻っていました。このあたりは合格したことによる充実感のなせるわざでしょう。

塾の春期講習に参加しつつ、数回ほど中学時代の友人だとか高校で同級生になる塾の友人と遊ぶ時間もありつつ、すでに入学式までに充実した時間が始まっていました。

ちなみに、ここも親子関係や子供の性格によって事前に調整をしておく必要があるでしょうね。ほとんどは・・・特に地方の子供の多くは高校合格がゴールになってしまいがちで、合格した直後には「遊ぶ」ことしか考えないでしょうから、高校から出される課題も「終わらせるだけ」になってしまいがちです。しかし、将来的な大学進学を考えているのであればそれでは十分ではありません。大学ならどこでもいい・・・というなら別ですが、ある程度知られた大学であったり国公立大学に行きたいというのであれば、この春休みにどれだけしっかりと準備をして、高校の授業が始まったところで後れを取らないようにするか、が大切ですからね。

我が子の高校のカリキュラムでは、春の課題がちゃんと実施されている前提で、授業開始は単元を1つ飛ばしたところからのスタートでした。ここで置いていかれると厳しいでしょうね、一気に差がついていってしまうので。数学で苦労した子供が多かったと聞きます。

その意味では、我が家では中3の6月に東進の特待生となり、高1の学習はほぼ終わるくらいのところまで進んでいたので結果オーライでした。次の書き込みでは、高校1年1学期の状況を報告したいと思います。

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