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#182 2016年SNA改定
国民経済計算 SNA:System of National Accounts
一国の経済をストック面から記録する。
国連は、比較できるよう統一した基準を定めていて (United Nations System of National Accounts, UNSNA) 、国民経済計算はこの基準に基づいて作成されます。最新基準は2008SNA。
GDPは、1993SNAの中の一つ。
日本は2016年(平成28年)7-9月期から2008SNAへ改定しています。それ以前は1993SNAでした。
フロー:総固定資本形成(投資)に占める割合は、12.2%から23.0%に上昇しました。
ストック:固定資産(ストック)に占める割合も6.2%から8.1%へと上昇しました。
「知的財産生産物」(⊂「固定資本形成」)となりました。
つまり、知的財産生産物が固定資本形成の中にできました。
総固定資本形成(2016年)は、無形資産への投資(「研究・開発」+「コンピュータソフトウェア」)≫ 住宅投資。
つまり、無形資産投資(23%)は住宅投資(14%)より大きい。この5年後の2021年はもっと差がついている。