#12 人工知能を体験しよう! 10分でできる機械学習(マシーン・ラーニング)
「チェス、ネコ、仕事が無くなるとかの」人工知能の講演会に飽きた初心者向け。面倒な設定やコーディングなし。タダ。でも精度は高いぞ!
Google の Teachable Machine を「学習器」として使います。
「画像」「音声」「ポーズ」のどれでもOK。「教師あり」です。
ここでは「画像認識」をやります。つまり、イヌネコの区別みたいな話ね
用意するもの「Chrome」(今、使っているブラウザ)だけ
ここでは「アパート」と「低層マンション」を見分けるモデルを作ってみまず。
手順 (1)~(9)
(1)事前準備:googleで「アパート」「低層マンション」と検索して、画像を集めます。それぞれ何枚か(今回は10枚づつ)集めて自分のPCに保存しておきます。 ※「画像を正方形に加工しておく必要があります」というのは古い情報で無くなりました。それぞれ1つのZIPファイルにまとめておきます。これが「トレーニング・データ」になります。
くわえて、認識させたい「低層マンションX」の写真を1枚用意しておきます。
(2)ChromeなどのWebブラウザで、https://teachablemachine.withgoogle.com を開きます。
(3)「使ってみる」ボタンをクリックします。
すると、プロジェクト画面が開き、モデルの種類「画像」「音声」「ポーズ」が表示されます。
(4)今回は画像認識モデルを作成するため、「画像プロジェクト」をクリックします。すると、次のような画面が表示されます。
(5)左のClass 1、Class 2というところにモデルを作成するための元データ(トレーニングデータ)となる「アパート」と「低層マンション」の画像をアップロードします。「アップロード」→「ドラッグ&ドロップ」。そうするとファイルがアップロードされ、自動的にzipファイルの中身が表示されます。Class 1にアパート、Class 2に低層マンションとしてみます。
(6)Classの横にある鉛筆マークをクリックすると編集できるので、「apart」「cond」のようなラベル名にします。
(7)画面中央のトレーニングを行います。トレーニングには数分程度時間がかかるので待ちます。「学習フェーズ」です。独自の「学習済みモデル」をつくるわけです。
(8)認識できるか試してみます。画面右にあるプレビューのプルダウンで「Webcam」を「ファイル」に変更します。
(9)認識させたい物件Xのファイルをアップロードします。これが「推論フェーズ」です。
画像をアップロードすると、下の出力欄にapartは5%、condは95%というグラフが表示されました。つまり、Xは低層マンションである確率の方が高いことを示しています。
出力欄の数字は確信度です。
これで終わりです。簡単でしょ。
裏でGoogleの学習があるのでこれだけで精度が高くなります。
次はTensorFlowテンソルフロー(Googleが公開している、機械学習のライブラリ)でやってみましょう。流れは同じです。
Teachable Machine以下のサイトが参考になります。ウェブカメラを使ったものです。https://qiita.com/Gerbera/items/165a4d026cf4999ef5b2