見出し画像

#272 オープンバンキングは定着するか?(その1)webAPI

オープンAPI(web API)はウェブサービスの常識になりました。

UBERを見れば、地図、決済などは他社のAPIとマッシュアップされて動いています。

さらにUBERのAPIがホテルや航空会社へ提供されます。

こうしたエコシステムをAPIエコノミーといいます。

金融機関は乗り気ではありませんでした。個人情報に対する心配もあったのでしょう。

そこでEUなど各国政府はAPIを義務付けました。これが「オープンバンキング」です。2018年頃の動きです。

日本でも2018年6月に改正銀行法がAPI接続の努力義務が謳われ、2年間の猶予期間ができました。

予定の2020年末になっても連携契約は進みませんでした。

問題は手数料でした。そもそも銀行経営者にこうしたエコシステムの価値が実感できなかったのだと思います。

そこで金融庁、公正取引委員会が動いてAPI接続を促しました。

freeeとかマネーフォワードなどのデータ連携が進みました。

1月25日の新聞記事によるとfreeeと楽天銀行で「契約満了」となって模様です。手数料で折り合いがつかなかったとのこと。

この組み合わせは利用が多かったので残念です。

続く


いいなと思ったら応援しよう!