#29 商圏の後背人口や世帯数を調べたい。購読紙ごとのターゲット世帯を知る
出店計画やポスティングなどを行うときある圏内の人口を調べます。
(1)jSTAT MAP 公的統計(無料)
「誰でも使えるWebサイトの地理情報システムです。統計地図を作成する他に、利用者のニーズに沿った地域分析が可能となるようなさまざまな機能を提供しています。 防災、施設整備、市場分析等、各種の詳細な計画立案に資する基本的な分析が簡単にできます。」
ログインしなくても使えます。APIもあります。
(2)ラクスル
目黒のこの辺りにお店を出したいとします。適当に範囲をしたら、地図の上に「東京都品川区上大崎2丁目24-9」が表示しました。
まず左上の「新聞折込」を押すと。全新聞(6紙)で52,950となります。日経だけにすると16,850部。他の新聞でもやってみよう。
次に「ポスティングチラシ」に変えます。地図の上の住所(上大崎2丁目)が変わっていないか気を付けます。
「町丁指定」だとオレンジの6つの丁目になっています。左の「配布方法」は標準です。この場合、11,100になります。これが世帯数です。
「配布方法」を変えてみます。「一軒家」10,030「集合住宅」10,855、「会社・店舗除外」11,080であることがわかります。引き算すると(新聞を取っている)会社・店舗は20あることになります。
次に「ポスティングチラシ」のまま「町丁」から「範囲指定」に変えてみます。
これはオレンジの円が商圏となります。「標準」11,100、「集合住宅」9,355、「会社・店舗除外」11,080。一軒家は「部数が不足しています」と出て1,000に満たないことがわかります。
(1)統計は人口、(2)新聞は世帯数です。たとえば日経を購読している世帯はある程度の教養や資産を持っていると考えてもいいのではないでしょうか。
このようにすれば飲食店や日用品の出店計画をたてる際などのデータになりますね。