神戸に会社をつくった理由
2017年10月2日に神戸で自らの会社TRYJINSを立上げて、1年が経ちました。
TRYJINSは、プロダクト・ビジネス・チームの関係性を最大化するビジネスデザインを、価値提供させて頂いています。クライアントは主に、WEBサービスを創造している会社です。https://tryjins.jp/
といっても、まだ東京にクライアントが多いため、神戸には月1回の頻度で通っている状況です。
色々なご縁により、神戸市と兵庫県のIT政策を中心とした仕事にも、少しずつ関わらせていただいています。
1年という節目に、改めてなぜ神戸で会社を立上げたのか、神戸の魅力は何か、をまとめてみました。
神戸で感じた一見さんお受け入れの文化
2017年1月 (TRYJINSを立上げる10ヶ月前)に、出張で神戸にきました。
新神戸駅から三宮を歩いた時、とても心地よさを感じたんですよね。
調和された自然、人の穏やかな表情、流れる歴史など、この街にいつか住んでみたいと思ったきっかけでした。
2017年は、神戸港開港150周年の年。
明治時代から培った、他の地域からくる人を受け入れる土壌があり、まさに一見さんお受け入れ(一見さんお断りの反対をもとに考えた造語)の文化が根付いている感じがしました。
神戸のまちづくりに関わりたい
会社設立までに、何度か神戸に足を運びました。街の歴史を学んだり、お店を巡ったり、ボランティア活動にも参加しました。
そこで、神戸市が他の地域より積極的に、様々な政策を実行していることを知ったのです。
例えば、行政課題や社会課題を自治体職員とスタートアップが協働するUrban Innovation Kobe http://urban-innovation-kobe.com
神戸市とシリコンバレー500 Startupsの共同アクセラレータプログラム http://jp.500kobe.com/ など、おもしろい取組みが多いです。
民間からの人材登用も多く、”株式会社神戸市”といわれているぐらいです。
能力の高い行政職員が多く、政策の構想力や実行力があります。
ぼくもビジネスとデザインの領域で15年間働いた経験を生かして、行政や社会課題を解決する「まちづくり」に関わりたいと思うようになったんです。
そして2018年、本格的な営業開始と同時に、神戸での活動を広げていきました。
自分ごとによる持続可能性
いろいろなご縁が重なり、500kobeの運営やUrbun Innovation Kobeのサービスデザインの講義をさせてもらいました。
また、兵庫県のIT企業誘致のコーディネートやWEB開発とプローモーションにも関わっています。
神戸のビジネス創造の特徴は、社会課題を自分ごととして捉え、解決しようとしている人が多いことです。
だからこそ、流行に逆らわずも、流されず、共生していく持続可能性が街に流れていると、思うのです。
11月から1ヶ月間、灘区にあるGuest house Mayaに住んでいますが、現地の人との交流も心地よく、レトロとモダンが混じり合った街の雰囲気もとても気に入っています。
https://kobemaya.com/
だからこそ、もっとこの地に根を張れるように、自分なりのビジネスを仕込んでみたいと思いました。
いい人や、いいお店、いい場所などなど、みなさんのMY KOBEがあったらぜひぜひ教えてください。
2019年には、自分自身、どんな展開ができて、どんなポジションを得られているのか、今年も残り1ヶ月。