ロットゥーというバス in Bangkok
Ćao!
2019年夏旅の3日目はバンコクから最も近い離島の一つ、ラン島に行くため、その拠点となるパタヤに向かう。
<この日(3日目)の予定>
バンコク エカマイバスターミナル - バス - パタヤ(あくまで予定)
バンコクからパタヤまでは約150km。バスが運行されており、そのバンコクの発着地点はMRTエカマイ駅すぐ近くの、エカマイバスターミナルが便利。
バスターミナルに入ると、すぐにバスチケットを売る窓口が並んでいる
入って5秒、パタヤどこかなぁ?
と見回すと一人のおじさんが大声で僕を呼ぶ
「パタヤ? すぐ出発するからこっち来な」
タイミング良すぎるやろ(・。・;
信頼度のクイックチェック実施
男は他のバスターミナルの職員と同じ青い制服らしきシャツを着ている。
それにここはバスターミナルの中だし変な客引きはいなそう
➡OK判断
後をついてチケットカウンターへ
「130バーツだ」
あれ、たしかガイドブックには108バーツって書いてたような、、値上げかな?まあ80円くらいだし、いいか。急げ急げ!
お金を払うとターミナル裏に案内される。
ここで若干の心のざわつきが出てくる。。そして
「このバスだ、乗れ」
「ハイエースやん」
やってしまったのかい俺? はぁ~っと、ため息をつき、最後尾に乗り込む
この手の乗り合いバスはロットゥーといってタイではバス路線がないところを走ってくれる乗り合いバスとして、特に近距離路線で活躍している。
でもパタヤまでは150kmだよな、モヤモヤが膨らむこれ身に覚えあるぞ!15年前も同じ場所で同じようにな手口に引っ掛かったっけ。。。。今更思い出す。
この気づいたタイミングで130バーツを捨ててでも出るべきだったと気づくのは3時間経ってから。
先に断わっておくと、ロットゥー自体は良いんですパタヤまでなら通常はバスよりも30分ほど早く1時間半で到着すると言われています。今回のロットゥーは僕の目的に合わない乗り物だった。その判断ミスだったという話です
はて、すぐに出発すると言ってたのに、車内は僕一人。
5分くらい経ってヨーロッパ人彼氏とタイ人彼女のカップルが乗り込んできて出発。旅行者が自分一人だけじゃないのは少し安心だね。
走り出して5分、10分、一人乗車、二人乗車、
しかし高速乗らんなぁ、ケチか?
そう思って40分ほど走ったところで停車。そこで30分ほど待って数人を乗せ、見事に9人の乗客がパックパックされたところで再スタート。
出発から既に1時間以上たっているが、まだ20kmほどしか走っていない。
その後地方都市を巡り、乗客を降ろしては乗せ、途中でガソリンスタンド寄ったりとして3時間経過、パタヤに近いがバスターミナルから遠く離れている。なぜ??いよいよ僕のイライラも頂点に
タイ人には怒ってはいけないというが、我慢できず、とうとう
「Where are we going!?(どこむかってんだよ!?)」
やっちゃった、言ってしまった(・_・;)
相手も分かるであろう、そして自分もちゃんと言えるだろう最短の英語フレーズがそれだった。
するとカップルのタイ人女性がこちらを振り返り
「私に言ってる???」と、驚いた様子
僕は「頼む、タイ語に訳してドライバーに言ってくれ」とお願いした。
どうやら僕の目的地近くにはいかないらしく、郊外のソンテウ(こちらはジープニーによく似た乗り合いバス)乗り場の付近で、半ば不貞腐れて下車。
降りたはいいけど、ここはどこだ?どうやって街まで行こうか
歩くにも5km以上あるな、、Grab Bikeはこの辺ないしなぁ
ちょっと落ち込んでいると
「どこまで行くの?途中まで一緒な方向だから教えてあげる」
同じロットゥーから降りた女性がと申し出てくれた。
テンパってる僕に対して柔らかい笑顔で諭すように優しく語りかけてくれる
まさに微笑みの国、タイの天使だ!
簡単な英語で会話をしながら市内方面行のソンテウに一緒に乗った。
郊外のソンテウは地元の人じゃないと乗りこなせないと思う。
タイ語も分からないし、ここには路線図なんてものもない
Google Mapを持ち歩いていてもソンテウがどこに向かって走り出すかは地元の人のみぞ知るところだ。
10バーツ(≒¥35)乗りたいところまで乗れるソンテウ。車窓?から流れる風が気持ちいい。
市内近くまで来たところで、案内してくれた女性が「次はあれに乗るんだよ」最後まで世話を焼いてくれて、そこでお別れとなった。
「急がば回れ」を学ぶプチトラブルの一日
嫌な体験の中でもそれを帳消しにする人の優しさが身に染みたので±0
本日のお宿。素敵なサンセット部屋から望めるNONZE Hostel
http://nonzehostel.com/
ここはアジアからの若い旅行者が多く、2019年当時話題だった香港のデモに参加していた香港の大学生Rockyと出会った場所。彼は報道されていないデモの裏側を何時間も熱く語ってくれたが、ここでは書けないのが残念。。。