【ハイブリッドテクノロジーズ】新たに始動した当社の成長戦略「グローバルIT総合サービスへの発展的拡大」とは
こんにちは。ハイブリッドテクノロジーズ IR担当でございます。今回もご高覧いただきありがとうございます。
さて、当社は2024年9月期（第4四半期）の決算説明資料において、新たな成長戦略を定義しました。この内容をもう少し噛み砕いてご説明させていただきつつ、直近の動きと展望についてお伝えしたいと思います。
2024年9月期（第4四半期）の決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4260/tdnet/2530009/00.pdf
3段階目の成長戦略
第１段階：創業～上場期（過去）
当社の成長戦略は、下図のように過去・現在・未来という３つに分けています。まず「過去」の取り組みとして、「創業～上場期」にはハイブリッド型サービスの基盤を築いてきました。これはベトナムにいるIT人材を用いて開発チームを組成し、日本のお客様に開発役務を提供する事業で、これについては今後も変わらず当社の基幹事業として育ててまいります。
第２段階：上場初期（現在）
次に、株式上場から現在までを「上場初期」と位置づけ、この時期には開発領域の拡大を図るべく４社を買収し、子会社化いたしました。これによりプロダクト戦略やサービスデザイン、UI/UXデザインなども請け負うことが可能となり、より上流工程からシステム開発に携われるようになりました。またパッケージ化した開発サービスの提供、ERPコンサルティング、Salesforceやkintoneなどを用いた営業・バックオフィス業務の支援といった子会社の得意分野を吸収しつつ、グループ全体として提供可能なソリューションの拡大を図ってきました。
これに加え、子会社となったドコドア株式会社のリモート開発体制をさらに強化し、日本全国の優秀なエンジニアを活用することで、今後もサービス提供体制の多様化も図ってまいります。
第3段階：拡大期（未来）
そして当社の今後を「拡大期」と位置づけて、段階的にサービスを提供するマーケットの拡大を進めてまいります。
これまではベトナムのエンジニアリソースを利用して、日本国内のお客様を対象として事業を展開してまいりました。しかし今後は日本に加え、ベトナムをはじめとする東南アジア諸国のお客様もターゲットとしてすべく、グローバルに発展的拡大を目指します。
マーケットの拡大に舵を切る背景としては、ベトナムを筆頭に東南アジアの国々が急速に発展しつつありることと、そしてそれらの国々にもIT開発の需要が生まれていることが挙げられます。まずはベトナムを足掛かりとしつつ、次第に周辺諸国にもマーケットを広げようというのが当社の新たな成長戦略です。
マーケットの拡大
GenAI社の設立とその目的
マーケットの拡大に向けた最初の施策として、ベトナム国内におけるディストリビューション事業への参入を目的とする合弁会社 GenAI Co., Ltd. （以下、GenAI社）をハノイ市に設立します。これにより急成長を続ける同国IT市場への参入を図る海外資本企業や、それらのサービスの販売を支援いたします。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4260/tdnet/2530012/00.pdf
その最初の商材として、当社はイスラエル発の次世代AIセキュリティプラットフォーム『DeviceTotal』を選定し、ベトナム国内における独占販売権の取得に向けた基本合意を決議いたしました。GenAI社は『DeviceTotal』をはじめ、今後調達する商品・サービスの販売網（2次代理店）の構築支援を行います。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4260/tdnet/2530034/00.pdf
GenAI社の第1号の販売代理店は、情報セキュリティ分野に特化したサービスプロバイダーVietnam National Cyber Security Technology Corporation（以下、NCS社）で、同社との戦略的提携を2024年11月14日付で発表いたしました。NCS社はベトナムの官公庁・地方自治体・国営企業のセキュリティ分野最大手の一角を成す企業で、同国のサイバーセキュリティ業界において強い影響力を持っています。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4260/tdnet/2530028/00.pdf
NGSC社の連結子会社化
当社はGenAI社の設立に加え、ベトナム・ハノイ市のNGS Consulting Joint Stock Company（以下、NGSC社）の連結子会社化を進めています。同社は2018年の設立から、顧客の需要に合致するシステムの導入コンサルティング領域を軸に事業領域の拡大を続け、現在は500名規模の事業体制を構築しています。
またMicrosoftやDell、SAP、Wolters Kluwer、FINASTRA等の世界的に展開するソリューションプロバイダのパートナー認証を取得し、その豊富な実績からMicrosoft Partner of the Year賞やBest Success Factors (HXM) Partner賞を受賞するなど、プロバイダからも高く評価されています。このような幅広いソリューションの提供体制のもと、同社はエネルギー、銀行・金融、航空、製造業などを中心に、各業界のベトナム国内大手企業に対し、150件以上の支援実績を有します。
同社の親会社であるNGS Telecommunication and Equipment Joint Stock Company（以下、NGS社）とは株式譲渡の基本合意を締結しており、NGSC社を2025年4月を目途に当社の連結子会社とするべく調整を進めています。本株式の取得完了後、当社グループはベトナム市場におけるコンサルティングサービスの提供を開始することとなります。
グローバルIT総合サービスへの発展的拡大
「上場初期」（現在）に開始した、既存事業における『①開発対応領域の拡大』と、顧客に提供する『②ソリューションの拡大』、そしてこれらに加えて新たに始まる『③マーケットの拡大』という3つの軸で事業を進め、名実共に「グローバルIT総合サービス」と呼べる事業を確立してまいります。当社グループの今後の取り組みにご期待いただき、ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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