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アビスパ福岡ユースU-18 2018/12/09 sun.プレミアリーグ 東福岡高校戦
まずは冒頭タイトル写真をご提供いただいたダイスケさんに感謝いたします。ここに写っているのは全員三年生、この試合を最後にアビスパユースを卒団していく選手。厳しかった2018年プレミアリーグの最終戦は、そんな三年生たちにとってもアビスパユースでの最後の試合となりました。
相手はアウェイで苦渋をなめた県内最大のライバル、東福岡高校。
アビスパはすでに最高峰リーグへの残留を決め、昨年のような崖っぷちの状態ではありませんがそれでもライバルには絶対に負けたくない。
ホーム香椎浜の福岡フットボールセンターはキックオフ前から熱気に包まれ今季最高?の観客数、両チームの熱い戦いを見守ります。
開始早々から猛攻でアビスパゴールに迫る東福岡。そこはある程度織り込み済みだったのでしょうか、ギリギリのところで身体を張るアビスパ。
総合力で優る東福岡のボール回しに食らいつきながら、粘り強く守りチャンスを伺います。
左端、藤崎監督のお隣には先日契約の満了が発表された宮原コーチの姿が。
宮原コーチ、8年の長きに渡ってのご指導お疲れさまでした!
新天地でのご活躍をお祈りいたします。
アビスパはキーマン北島、桑原選手のいる左サイドからの攻撃。
百も承知の東福岡は人数をかけて封じ込めようとします。
一年生ながらセンターバックの要所についた森山選手、いつの間にやら頼もしいレフティへと成長していました。
短期間でも大きな成長を見せてくれる、育成世代ウォッチングの大きな楽しみの一つですね。
そのキミヤがハーフライン付近から放った超ロングシュートが、まさかのゴールインかとどよめきの起こったシーンもありました。冷静な戦況分析の出来るレフティのCBとして、来季がとても楽しみです。
アビスパの切り札、左SB桑原海人をマークしていたのは東福岡のモヨ・マルコム強志選手。この二人のマッチアップは随所で火花を散らし、迫力十分でした。
ここまで3人、4人と人数をかけて北島封じをしてきた東福岡でしたが、ついには止めきれず絶好の位置でのFKをアビスパに与えてしまいます。
キッカーはキャプテンの小嶋和典ことコジカズ。
蹴った本人も完璧すぎて驚いたのではないかというぐらいに見事なFK!
アビスパにとっては劣勢を跳ね返す最高の形での先取点となりましたね。
それにしてもユウジのプレーがキレッキレでした。
2019年新生アビスパのトップチームでもその輝きを見せてくれるのか、カイトと並んで楽しみすぎる選手のひとりです。
元々テクニックには長けた選手ばかりですが、今シーズンは5連勝という波に乗ったこともあり、シーズン当初よりも一回り、二回りぐらい成長したように感じられます。
控えにまわった三年生もピッチサイドでともに戦い抜いた仲間として最終戦を見守ります。
危ないシーンもいくどか、二年生守護神の櫻木選手がゴールを死守。
目の前で見させていただいたPKストップ2本!今年のハイライトでした!
下川選手もたくましくなりましたね~!
前線で身体を張り続けた利川選手、クラブユースカップ大躍進からのチーム建て直しに一役買ったラッキーボーイ。
結局前半を1-0で終えましたが、試合はこのままでは終わらないはずの後半へ。
そして右SBとしてゴールへの執着心を誰よりも持つ坂口選手、
試合終盤まで衰えない無尽蔵のスタミナがチームを支え続けてくれましたね。
一年生ストライカーの石井選手、リョウマの2019年も楽しみです!
後半に入って勢いを取り戻した東福岡は、コーナーキックから同点に追いつきます。
失点すると気落ちからか矢継ぎ早に点を失ってしまう傾向のあるアビスパでしたが、この日は違いましたね。
直後にフリーキックを基点に、うまくつないで勝ち越しに成功!
選手たちの喜び方でこのゴールにどれだけ勇気付けられたかがわかります。ついにライバルを引き離したぞ!
慣れないセンターバックで吉村銀河選手も必死の守備!
負けじと東福岡も一気に二枚替えで攻勢に、それが功を奏してアビスパは再びライバルの猛攻にさらされてしまいます。
ついには押し切られて失点、再びゲームは振り出しに…
打ち合いならば負けられない!アビスパにも再びリードするチャンスはいくどかありました。