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アビスパ福岡ユースU-18 2018/10/14 sun.プレミアリーグ サンフレッチェ広島U-18戦

キックオフ直後から、ほとんどの主導権を握られる苦しい展開。

それでも決して慌てることなくじっとチャンスをうかがう。

耐えて耐えて、

そしてワンチャンスを逃さない、

まったく勝てなかったシリーズ前半とはまったく違う、

充実したチームの姿がそこにはありました。


これだから育成は底が深い…


第8節7月7日開催の予定だったサンフレッチェ広島戦は西日本豪雨の影響で順延、

トップチームがアウェイ山口で勝ち点3をあげた翌日の日曜日、

涼しい秋風が吹くホーム、福岡フットボールセンターで行われました。

尚、香椎浜の新装なった明るいLED照明にも関わらず、デジカメの性能が追いつかず画像が荒れていることをご了解くださいませ。

相手は首位争い、ファイナル進出を狙う強敵中の強敵。

厳しい展開が予想されましたが、蓋を開ければまさしくその通り。

ボールポゼッションはほぼ広島に握られ、

桑原、北島両選手の個人技で相手陣内に斬り込むのが精一杯のアビスパ。

それでも前線プレスの出足の鋭さには、すばらしいものがありました。

アビスパ前半の数少ないチャンスはほぼ左サイドから。

桑原、北島選手の連携で敵陣深くに侵入、

そこは相手も承知の上、そこからの決定機はなかなか生まれまない。

セカンドボールはほとんど相手に拾われ、

苦しい戦況は変わることなく続きました。

そんな劣勢の中から北島のチャレンジが功を奏して大きなチャンスをつかんだアビスパ。

ユウジの切れ味鋭いドリブル突破が広島のファールを誘い、いい位置からのフリーキックを得ます。

キッカー小嶋くんの弾道もすばらしいものでしたが、

ギリギリのタイミングでボールに触った利川くんのヘディング!

そのまま相手ゴールに突き刺さりアビスパ先制!

大きな大きな得点、これでアビスパはかなり精神的に楽になったでしょうね。

この日はセンターライン付近で観戦していたのですが、

中盤でひときわ大きな声をあげて選手を誘導する下川くん。

彼がゲーム中これほど強いアクションを起こしているとは今まで気づきませんでした。

ここまで4連勝している自信がチームのだれにも宿ってきたのでしょうか。

球際を激しく、

最後まであきらめずにボールを追う、

ややもすると陳腐にさえ聞こえるプレーを、

忠実に続けるアビスパイレブン。

あっという間に感じた前半でした。

ハーフタイム、それは強敵猛攻の再開。

ここのところの躍進を最後尾から支えているのは二年生キーパーの櫻木くん、

フィジカルの高さとシュートに対する反応の良さでチームに安定感を与えていますね。

前節のPKストップもチームを窮地から救ってくれました。

後半も広島怒涛の攻撃に晒されるアビスパでしたが、

時間が経ってもその集中力が途切れることはありませんでした。

広島は10番の桂選手が再三アビスパゴールを脅かしますが、

あと一歩が届かずゴールをあげることが出来ない。

値千金の先制点をあげた利川くん、

強靭なフィジカルで前線でのポストプレーを黙々とこなします。

決して器用なプレーヤーではありませんが、最前線の精神的支柱としての存在感が光ります。

再三のピンチもゴール前でなんとか食い止める。

果てしなく続くかと思えた手に汗握るスリリングなシーンの連続…

そんな苦しい展開を救ったのはまたしてもセットプレーからでした。

またしても利川くんのヘディングゴール!

サッカーは得てしてこうなるんですね。

アビスパにとってはまさしく貴重な追加点、

ならばとさらにギアをあげてアビスパゴールに襲い掛かる広島U-18。

試合はそのまま2-0で終了、攻守ともにまれに見るような激戦でした。

みんなの笑顔がまぶしい5連勝!!!!!

育成世代最高峰のプレミアリーグでうれしい5連勝!!!!!

勝利の儀式「1!2!3!アビスパー!」のコールは一年生のCB森山選手、

若武者の雄叫びが秋風の香椎浜に響き渡りました。

このチームは本当に強くなった、

試合ごとに成長を見せてくれる2018アビスパ福岡U-18の面々、

この自信を胸に残りの試合も堂々と戦ってほしいと思います。

ユースもアビスパ!

がんばれ!

アビスパ福岡U-18!


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