家庭内民族教育とはなんぞや
最近、家庭内民族教育について考える。
うちの母は、朝鮮学校の元教師だ。
30年前は教員は朝鮮学校に子供を入れるという暗黙のルールがあったのに、それを無視して日本学校に私を入れた。が、しかし…家庭内でも民族教育ができるという信念のもとで民族教育を家庭ですることにした。
その結果、ウリハッキョにも日本人にも馴染めない中途半端な人間ができてしまった。
そして、もう一つ私たちの頭を悩ませている問題がある即ち結婚だ。
正直、多くの在日は日本人と結婚する。私の周りもみんなそうだ。それくらい、出会う場が少ないうえに出会っても結婚までたどりつけないケースが多い。
お見合いをお願いしたら、遠方の人や10歳以上歳が離れた人を紹介されたり…。お金持ちの家の子は価値観が合わなかったり…。
子供の頃から在日じゃなきゃだめだと刷り込まれてきたのに、今更日本人と結婚できるだろうか。
「絶対在日じゃないとだめ。きちんとした家で、きちんとした結婚式をしないとだめ。でも、イルクンは生活力ないからだめ。」
じゃ、そのきちんとした家っていう定義ってなに?
そこまでして結婚しないといけないだろうか。
私、果たして結婚したいだろうか。
なんだか、よくわからなくなってきた。