公務員から→起業したい人へ。起業して良かったこと(メンタル編)
こんにちは。
株式会社HYAKUSHO代表・パブリックディレクターの湯川です。
前作について、公務員と思われる方々を中心に読んでいただいたようで、非常に嬉しいです!
少しでも参考になれば嬉しいと思っていまして、前作では割と「ネガティブ」なお話が中心だったので、今回は「ポジティブ」なお話をしたいと思います。
今回は、起業して良かったこと(メンタル編)でお話しします。
結論から言いますと、「本当に良かった」です。
主に、3つの理由からそう考えるので、順に説明していきたいと思います。
1.サバイバル能力が高まる
まず、サバイバル能力が高まります。
具体的な能力、というよりも、メンタル的に「なんとか生きていくことができそう!」という根拠のない自信みたいなものです。
自分自身、家族も友人も大学の同期も、大学院の同期もみんな「サラリーマン」でした。どこかの組織に所属して、その組織から月給という形で給与をもらう方法でしか、お金を稼ぐ方法はないとすら思って生きてきました。
そのため、思考方法としては、「より給与が高く貰える組織、長く安定してもらえそうな組織」にいくという発想になります。もちろん、朧げながら「やりたいこと」みたいな感覚もあり、職業選択をしました。実際、僕自身は神奈川県庁→香川県庁という地方公務員を選択して生きてきたわけで、起業するなんて発想すらなかったですね。
なので、生きていくためには、組織から確実に給与をもらうことが重要で、組織に従順になる、組織でのルールを守ることが第一優先順位になります。
しかし、その組織をクビになったり、辞めざるを得ない状況になった場合に、他の組織でやっていけるのか、市場で生きていくことができるのかという不安がつきまとうわけではあります。
その点、起業するとその不安は全くなくなります。
世の中がどのようにビジネスが回っていて、どういう人が儲かっていて、そうではないか、何が重要で、何を間違えなければ食べていけるのかということが身体的にわかります。これは言葉では説明できても、身体的なもので、やればわかる種類のものです。
この能力が得られると、「何くるなるさー」の本当の意味がわかります。(たぶん)
2.仕事をする上で、生きる上で必須な能力がわかる
自分でサービスをつくり、見積書を発行し、業務を遂行しクロージングし、請求書を発行し、着金という一連のビジネスフローを経験し、繰り返していくと、何が大切なのかが見えてきます。
ビジネスフローはお金を介在する人間関係ではありますが、人間関係です。
どんなに素晴らしいサービスや製品があっても、こいつと一緒に仕事したくないなと思われてしまったら次はありません。
それは、言葉遣いであったり、遅刻をしないであったり、明るく楽しくいるであったり、基本的な人間として当たり前のことを当たり前のようにやれるかどうかです。
逆を言えば、「こいつといる面白い」「一緒にいると気持ちが良い」という感情さえ持っていただければ何とかなります。その人とビジネスが繋がらなくても、人を紹介してくれたり、信頼を肩代わりしてくれたりします。
いい人間でいる。これに尽きます。
日々、いい人間になれるように研鑽していくのみです。
3.お金と向き合え、自分の思想が見える
最後は、お金についてです。
起業して、お金に対して偏見がまったくなくなります。本当にまったくなくなります。笑
給与をもらってサラリーマンしていた時は、Time is Moneyという概念がいまいち理解できませんでしたが、起業するとよくよくわかります。
私たちは、生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで限られた時間の中で、何を選択し、何を選択しないかというロープレをリアルにやっているとも理解できます。(急にセミナーぽい笑)
起業していると、自分の時間を何に誰に使うか、使わないかで全てが決まります。黙っていれば給与が入ってくるわけではないので、日々マグロのような回遊魚のように動き回っています。
お仕事をいただく際、見積書を自分で作成する場合は、毎回緊張します。(本当にこれで良いのだろうかとか思ったり・・)
また、自分で稼いだ売り上げをどこにどう使うのかも思想が出ます。自分の役員報酬をべらぼうに高くする人もいるだろうし、取引相手にしっかりとお支払いしたいという考えもあります。交際費をたくさん使ったり、旅費が嵩むパターンもあるでしょう。
いずれにせよ、お金の入りと出について、日々たくさん意思決定をします。そして、毎回毎回悩みます。単価を決められるような業務だとありがたいのですが、そうではないと毎回悩みます。
そして、悩みながら自分の考えが見えてくるのです。
「あ、これはやってはいけないことだな」「こうした方が良い関係が気づけそうだな」いろいろです。
本当に、日々悩みながら、お金のやり取りを介して自分が作られていく感覚です。
まとめ
今回も徒然なるままに書いてしまいました。
読み苦しい箇所もあると思いますが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
湯
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