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あの日見た鹿のことを僕はまだ知らない

シカを調べようと思った理由

百森さんが主催しているイベントに参加している時に「シカの数は増えるし、毒を持っている植物は食べないから困っている」という話を聞いたこと。
西粟倉村に住んでいると鹿を夜のドライブ中に見たり、鳴き声が聞こえたり、昼に家の裏山で鹿の動く音を聞いたり、日常的に鹿と近い距離にいるので、鹿という生き物をもっと知りたいと思った。

この記事を書く前の僕の鹿のイメージ


・奈良公園にいる奴
・人懐っこい
・ジビエがおいしい
・かわいいナド
そのぐらいしか知らなかったから、ネットで鹿の一般的な情報を調べてみた。

ネットで調べた鹿の基本情報

・シカ シカ科鯨偶蹄目
・平均寿命15年 
・草食で体長は成体約110cm〜170cm
・オスのみがツノを持っている
・高い繁殖力を持ち、死亡率の方が低い
・地域によって体の大きさが違い、北に行くほど大型に成長する
僕の驚いたポイント
・鹿界では一夫多妻制で雄ジカはナワバリを作りハーレム気質
・鹿は住む場所によって食べ物の好き嫌いがある
・トウガラシやシソなどの臭いが強烈なのも苦手

イノシシが食べない野菜、シカが食べない野菜はあるのか。狙われない食べ物を利用して鳥獣害を防ぐ!?(Think and GroRicci 農業の未来を実現する)
進入生物データベース ニホンジカ(国立研究開発法人 国立環境研究所)
ニホンジカの管理の基本:管理目標の設定と捕獲の実行(特定鳥獣オンライン研修会(基礎)、濱﨑伸一郎)
シカ対策(撃退百貨店)

資料をもらった理由

基本情報を調べ、知ってゆくうちに、村のシカの生息数やオスメスの比率などが気になった。
百森さんからシカの事を調べたいなら役場から資料もらったら?という提案をしてもらい、西粟倉村役場産業観光課の妹尾さんから資料をもらった。難しくて全然わからなかった。しかし「被害」という言葉に興味を持ったのでそれについてまとめてみる。

■もらった資料の名前
・ニホンジカ,イノシシの生息状況基礎データ
・ニホンジカ・イノシシの生息状況調査結果の報告
・シカの生息数に係る資料

鹿の被害について

★ニホンジカによる岡山県への被害について

・岡山県のシカの被害レベルを表す棒グラフは「シカによる被害はほとんどない」「シカによる被害は軽微」が約8割を占めていて残りの約2割は「被害が大きい」や「被害が深刻」であった。
・ニホンジカによる被害は主に鏡野町〜津山市の県北で被害が大きい
・分布図を見るとツノありのニホンジカより子連れのニホンジカが多く、岡山県北部や東部にたくさんいる様子. これはニホンジカの繁殖力の高さを表している。岡山県北部や東部にたくさんいる様子 
・岡山県のニホンジカについて糞塊法調査で主に糞塊が確認されたのは県北や県東
・県北や県東やニホンジカの生息数が増えているが、県南部などは調査を始めた平成27年から非常に低い生息数で推移している。
つまり、岡山県全体の鹿による被害は約2割ほどしかないが、鹿の生息数が増えている県北部と県東部に集中しているということがわかる。

新たな疑問

・県北部とあるが西粟倉村はどのくらいの被害があるのだろうか。

今後について

再度妹尾さんに聞いてみたが鹿の数については正確な数が把握できておらず捕獲数については
R3年度 381頭
R4年度 162頭
R5年度 139頭
だということを教えてくれた。
もっと村の鹿の情報を集め、村の被害を知るために農家さんや猟師さん、専門家達などにインタビューをしたり、実際に鹿の防除、駆除などにもチャレンジしていきたい。


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