たくさんの棟梁が誕生した日
100人乗ったらさすがに大丈夫じゃないけど
自治体の人や近所の大人のすき間を狙い「今度こそは壊さないでよ」と思いながら、次の日にはあっけなく片付けられていたこどものころの秘密基地。
できたら何人か入れて、くつろげて、というものを作りたいと思い続けて20年弱…
森の中に楽しそうなものができました!とっても見てほしい!
床下も隠れ家みたいで良い
足場をつくる高さのところにあらかじめタコ糸で基準を作りました。水平はとれているかな?
ボルトを通した角材で木を挟んで足場を作ります。足場を二段組んで梁をわたすと、一気に形が見えてきました
梁の上に「根太(ねだ)」という床板を支える材を固定します
床板を張る作業とはみ出だところを切る作業では、小学生男子が大活躍してくれました。基地を作り終わった後も工作を続けるほどの集中力です
隣の木にロープをかけて即席ブランコ。ロープはまだまだいろいろな使い方ができそうな予感です
主催者が一番役立たず
当日は午後から晴れるという予報でしたが開始時間にはまだ小雨が…
地面が雨で緩くなっていて、「大丈夫ですか!」の声のたびに振り返るとだれかがぬかるんだ斜面で盛大に滑り落ちていました。
参加者のみなさんはしっとりしてしまい(申し訳ありません…)梅雨時の野外活動の難しさを実感しました。日差しはなく作業しやすい気温だったのが救いです。
製作中は大人もこどもも、家族や夫婦の垣根を越えての作業です。「のこぎりどっかにないですか!」「余った板で椅子作る」「これどうやって使うの?」など、作業が進むにつれてそれぞれがやることを勝手に進めていく…!主催者は周りをうろうろしてるだけでした。
よじ登るしかなかった秘密基地にも、いつの間にかスロープが!
最初に作業内容を説明すると(絶対に順序がめちゃくちゃで不十分だったはずなのに)お父さん方が率先してみんなを巻き込みながら作業を進めてくれました。
どの方も別の参加者の方に積極的に声をかけたり手伝ったり、散策する子どもたちを目で追ったりと、和気あいあいとした時間になりました。
そしてなにより小学生の体力とやる気にみんなが助けられました。
棟梁、お疲れ様です。
最初は基地に登るのを怖がっていた子も、最後は作ってもらった椅子にぴったりはまってお菓子を食べていました。たくさん探検していましたね。楽しんでもらえたでしょうか?
これからなにする!
作って2日しか経っていないけど、もうかなりの愛着がわいてしまいました。でも、この基地づくりは森での遊び方の実証実験で、常設にするには管理や安全保障などがまだ不十分なため8月には取り壊す予定です。それまでの間、できるだけだくさんの方に遊びに来てもらえたらなあ!と思っています。
現在
6月27日→オープンデー(13:00~)
7月4日→もりの読書会(13:00~)
7月18日→だがしや「秘密基地」(13:00~)
は予定しております。いずれも予約不要、周辺で遊ぶ際の保険料込みで300円(4日、18日は中学生以下無料)です。またfacebook等で告知しますで、ぜひ遊びに来てくださいね!
これからも森林を楽しくする活動、続けてまいります。一緒に作ってくれた方も、楽しそうだなあと思った人も、ぜひまた遊びましょう~!