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言ってみたいだけ

ネーミングプロジェクトのメンバーであるCIPO(Chief Intellectual Property Officer:知的財産最高責任者)の方に提出した候補案へのフィードバックが届く。なんと提案の主軸に据えたかったブランドネーミングの商標が難しそうとのこと。こちらでも「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」などで事前にスクリーニングはしていたのだけど本提案前に気づけてよかった。

こんなふうに一番おすすめの案が却下されることはよくある。「なにくそ」と腹を立てるなんてこともかつてはあったけれど最近はそうでもない。ボツになったあとのほうがもっといい案が生まれることもよくあると気づけたからだろうか。もちろん方向性が削られるぶん大変ではあるけれど、狭く苦しくなればなるほど鋭く突きぬける切り口が見つかるからおもしろい。

今回も提案全体のロジックをぐっと前向きに食いしばりながら再構築していく。このとき後ろ向きにやるとどんどん八方塞がりになってしまうから。結果として当初とは比べものにならないようなネーミング案たちがある瞬間に突きぬけて姿を現してくれた。さっそくまたスクリーニングしてからCIPOへ提出する。ネーミングの言語化をCIPOといっしょに進めるのはとてもいいパワーバランスなのかもしれない。

そんな「CIPO」と言ってみたいだけの日記。なんだかSFチックな響きだし。そろそろ「CVO(Chief Verbal Officer:言語最高責任者)」もどこかで登場するのだろうか。「CxVO」だなんて小文字の「x」が無駄に入れられていたりして。なんの意味かは知らないけれど。

▼ こんなしごとです

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