俺は所謂ナイスガイ

俺は無敵のナイスガイだ。容姿端麗、頭脳まあまあ、暴に秀で、金もある。社会の暗雲が垂れ込めようとも、俺の光は揺るがない。俺が唯一持たないのは、強者に媚びへつらう態度だけ。今の社会では、多くの者が嘆き、迷い、苦しんでいるように見える。他人の人生や境遇に興味を持つつもりはないが、無関心であるわけでもない。むしろ、そんな苦しみが蔓延するこの世の中には憂いを感じる。

人々はいつも流され、周りの影響に屈している。だが、それでは何も変わらない。俺は言う、立ち上がれ。自分の運命を受け入れるな、戦え。屈するな。俺のようなナイスガイも、いつかは死ぬ。お前も同じだし、お前を害する者も、皆いつかは消えていく。

俺たちは誰も望んで生まれてきたわけではないかもしれないが、だからこそ、人生を他人の手に委ねるのは馬鹿げている。自分の生き方を選べ。勝ち取れ。生きる意味など後から見つければいい。流されるな、強くあれ。お前自身のために、そしてお前の未来のために。