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「好日観光研究所」とは何をする/何ができる会社なのか.2024版

この記事について

11月1日、私個人のSNSにて報告させていただきましたが、このたび会社を設立しました。会社の所在地は兵庫県は豊岡市、神鍋高原です。
実際には9月に「合同会社百景」として法人を設立、10月に旅行業登録をし「好日観光研究所」を屋号とする旅行会社を立ち上げました。
記念すべきnote初投稿には「実際にどんなことをするのか」についてお伝えできればと考え、弊社の説明書のような記事にしたいと考えています。また事業を続けていくにあたって、できること/できないことが変わっていくかと思うので、2024年の段階での説明書とし更新して行こうと考えています。
前段が長い記事となるので、結論を知りたい方は以下の目次より「好日観光研究所でできること・やりたいこと」まで飛ばしてください。


ごあいさつと経緯

まずは簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

【プロフィール】
飯田 勇太郎

神鍋高原の民宿「志ん屋」の四代目。高校まで豊岡市で過ごし、大学進学とともに神戸へ。大学卒業後、神鍋高原にUターン。
その後、旅行会社に就職し、30歳を機に家業の民宿に就き、36歳で事業継承。2024年には「合同会社百景」を設立し、旅行事業として「好日観光研究所」を立ち上げる。趣味は音楽鑑賞。1人フェス。

実家が神鍋高原で「志ん屋」という民宿をしており(なんと私で四代目…!)、宿泊業を営む家庭で育ちました。2年前に父親から代替わりをし私が代表となりました。宿泊業に従事するなか、地域の未来のことを考えると、宿泊のみならずそれを取り囲む観光についても考えないといけないと思ったのが旅行会社を立ち上げたきっかけです。
また、以前は私自身も旅行会社にも勤めており、旅行の企画や手配、添乗なども行っておりました。そこで培った知識や経験を地域に活かしたいと考えました。旅行会社の設立に必要な国内旅行業務取扱管理者という国家資格も取得していたので準備はできていました。

旅行業の種別

同じ旅行業といっても、種別によってできる仕事は変わります。好日観光研究所は"第3種"にあたります。以下の表を参考ください。

兵庫県のホームページより

第3種は募集型(企画をあらかじめ作り参加者を募集する旅行)に関しては海外旅行の募集はNG、国内旅行の募集は営業所のある市町村及びこれに隣接する市町村内はOKです。つまり、豊岡市と、豊岡市に隣接する養父市、朝来市、香美町、京丹後市、与謝野町、福知山市を発着とする募集型旅行は企画ができるということです。
受注型(お客様の希望を聞きながらオーダーメイドする旅行)は海外、国内ともにOK。手配旅行(交通や宿などの手配)もOKのためバス手配等もさせていただきますが、宿やチケットなどは手配ツールなど持っていないためお断りさせてもらうことも多いと思います(申し訳ありません…)


好日観光研究所ができること・やりたいこと

1.ローカルツアー造成

ローカルの魅力を伝えるツアーの造成などを行っていきます。第3種旅行業として豊岡市と、豊岡市に隣接する養父市、朝来市、香美町、京丹後市、与謝野町、福知山市を発着とする募集型旅行は企画ができます。
また、「こんなツアーが組みたい」という方と一緒に企画しツアー造成などしていきたいと考えています。あまりありふれていない魅力を伝えるきっかけになれば幸いです。

例)神鍋山の山頂で朝食ツアー
  ローカルの生産者と食を考えるツアー
  森の香木を巡るツアー
  汽水域観察ツアー         など

2.イベント企画

ツアーや旅行形式にこだわらず、イベントを企画していきます。時に楽しく、時にまじめに、地方で生活する人々のライフスタイルに良い刺激を与えるようなきっかけとなれば幸いです。

例)食と気候変動イベント
  断熱ワークショップ
  ネオ盆踊り大会
  ダサいTシャツを着て集まる会    など

3.貸切バス手配

例えば団体利用で京阪神から豊岡市に来る際に貸切バスを手配するとします。この場合、京阪神のバス会社に頼んでも、豊岡市のバス会社に頼んでも、バス料金は計算上はほぼ同じです。バス料金は回送を含む運行距離や時間によって算出されるためです(バス会社により値段設定の幅があるので全く同じとはならないですが。)
しかし、地方のバス会社を利用することで乗務員の宿泊手配が必要がなくなるというメリットがあります。京阪神からバスで1泊の旅行や合宿に来た場合、乗務員の宿泊が必要なケースがあります。そうなると、乗務員の宿泊代、バスの待機に関わる費用はお客さんが支払うことになります。また、宿に乗務員の部屋を確保する必要があるため、本来使える部屋が1部屋使えないということも起こります(他館への手配はできますが)。それらを解決できるような手配が行えればと考えています。

好日観光研究所ができないこと

弊社ができないこと、苦手としていることにも触れておきます。
現状一人で運営している会社なので規模の大きなことができないです。しかし、企画に関してチームを組み、一緒に考えていくことは大歓迎です。皆さんのやりたい企画の中で、旅行業として足りない部分を補うことができたら幸いです。また、地方に人が来ていただけるような着地型旅行をベースとしているため、従来の旅行のイメージである発地型旅行(地方のお客様を遠くの観光地にお連れする旅行)や添乗業務などは、リソースも限られるためお断りさせていただくこともあると思います。


好日観光研究所のヴィジョン、ミッション、バリュー

持続可能でユニークでオルタナティブでいよう

弊社が掲げるバリューは、持続可能であること、ユニークであること、オルタナティブであること、そして何者でもなくても地方を救おう、と掲げています。環境に配慮し大量消費の旅行スタイルからは脱却すべきですし、ユニーク(面白いという意味ではなく独創的なという意味)の力で、従来の主流の方法に変わる新しいものを提供できる会社でありたいです。

地域の将来や課題解決ついて考える会に出席する機会がたびたびあるのですが、参加者の皆さんの郷土愛などがこもった面白いたくさんアイデアが出ます。しかし、最終的に「誰がそれやるの?」という空気で終わってしまうことがあります。弊社はそんな思いの受け皿となりたいですし、そんなアイデアを形作る存在でありたいです。
屋号で旅行会社と名乗らず「好日観光研究所」としているのは、旅行を含めた観光を皆さんと研究していきたいからです。

これから、どうぞよろしくお願いします。

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