色とコーディネートを楽しむ~色無地~
袷のシーズンに入り、着物も快適に楽しめる時期となりました。
紅葉狩りやちょっとしたお出かけ、11月には七五三などの行事が続くこの時期に着物で過ごすのもまた一味違った時間になるのではないでしょうか。
今回は「色無地」と着物を楽しむヒントなどをご紹介いたします!
大活躍の着物『色無地』
地色一色のシンプルな着物の色無地。
一枚はお持ちの方も多いのではないでしょうか。
色無地のキホンはこちらから(キモノノキホン・色無地)
背中に紋を入れることもありますが、最近では普段に着づらい点から紋を入れずに仕立てることが多いです。
TPOに合わせて、地色・帯・小物等で調整をして一枚の色無地で幅広く着られています。
軽めのお茶会やお出かけ、パーティーなどにはぴったりです。
さらには七五三、地色は限られますが法事などの弔事にも着る事が出来ます。
コーディネートの楽しみがたくさんありますね♪
無地感を楽しむ「カジュアルコーデ」
色無地の特徴でもある無地感だからこそできるオシャレですね!
帯は袋帯はもちろん、名古屋帯や半幅帯もオススメです。
特に、柄の多い帯でも合わせやすく着姿も映えます。
地色と帯に合わせて帯締め・帯揚げを入れて統一感のあるコーディネートも良いですし、反対色などのポイントとなる色を入れても素敵です。
着物が一色である分、コーディネートを考える時にも様々な帯や小物を組み合わせしやすいのではないでしょうか。
コンサートへ行くときは楽器のモチーフの帯や帯留を入れたり、
季節に合わせて雪の結晶や椿のデザインのものを入れたり…
テーマに沿ったコーディネートも色無地だとより引き立ちそうですね。
華やかなシーンに『フォーマルコーデ』
色無地は七五三やお子さんのご卒業式など、フォーマルのシーンでも着用が可能です。
フォーマルの色無地を着用する際のポイントをご紹介いたします!
●色無地の地色
・お祝い事では・・・華やかさのあるピンク・クリーム・水色などの淡い色
・弔事では・・・グレーや濃紺といった暗めの色
紫・藍・緑などの色はどちらのシーンにも着用が可能です。
●帯や小物合わせ
・帯・・・金糸や銀糸をつかった袋帯を合わせると良いです◎
・帯締め・帯揚げ・・・色無地の地色とトーンを揃えたり、使う色数を少なくすることで品のあるコーディネートになります。
金糸・銀糸の入ったものや帯締めは平組みでフォーマル向きのものが合わせやすいです。
・草履・バッグ・・・金・銀や淡い色などフォーマル向きのものが良いでしょう。
今回は、これからの季節にもたくさん着ていただける『色無地』をご紹介いたしました!
小紋・紬に並んで1枚お持ちの方も多いかと思います。
柄のない着物ながらも、帯や小物で着姿を演出できる…現代の洋服と近い感覚で楽しめそうです。
ぜひ、アナタだけの色無地コーデを見つけてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました✿
きもの百花 ~HYAKKA~
きもの、人、時ー和のスタイルアップを目指す、着物マガジン