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美術館の遊びごころ

 様々な美術館に出かけるのが好きな私ですが、その楽しみの一つに、何気ない展示に学芸員さんの遊び心が垣間見れると嬉しくなったりします。
今日もそんなことを思ってちょっとひとり笑いです。

ハーバード美術館へ出かけたら、可愛いこちらがパッと目を引いてお出迎え。

ああ。Valadon  相変わらずかわいいなあ。。。と思った瞬間、左へ目をやるとこちらが。

Henri de Toulouse - Lautrec
The Hangover

ルノアールが描いた優しげな瞳、踊りながらも恥じらいを感じるような瞳、そして深い悩みや強い意志を感じる瞳。この部屋にいるだけで、すべて同一人物であるということを伝えてくれます。

ロートレックと彼女との関係についてのWikipediaでの解説

 美術史を説きその芸術の背景を伝えるのも、芸術家たちが生きた時代の空気も伝えることも学芸員さんの仕事。
その仕事の深さを垣間見れるお部屋です。

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 お客様とご一緒に、いろいろおしゃべりしながら作品を鑑賞するのが大好きです。お気軽にお問い合わせください。


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StudioHyacinth
1992年からのアメリカ暮らし、ボストンはそろそろ四半世紀になりました。 「取材」と称していろいろ経験したり、観光ガイドも楽しんでいます。 https://locotabi.jp/loco/hyacinth 応援していただけたらとても励みに思います。